※アフィリエイトリンクが含まれています。

家を建てよう 設備・仕様

2階建ても3階建てもおススメしたいエレベーター【使用感レビュー】

入居5年目ですが、エレベーター設置費用、すでに元を取ってると思っています。

3階建ての我が家にとってエレベーターの有無は、家の価値自体を変化させるほどの大きな存在です。

今日は我が家のエレベーターについて書いてみます。

記事を書く大前提として、3階建ての人はもちろん、2階建ての人にもホームエレベーターをお勧めします。

老後の生活のためなら平屋が一番安心です。

そうではなくて、2階以上のリビングをおすすめしたいから。

うちは2階建てで建てる予定だから関係ないやと言わずに最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

3階建ての我が家がエレベーターをつけた理由

私がどうしてリビングを3階にしたかったのかは、以前の記事で少し触れました。

繰り返しになってしまいますが、『レースのカーテンをひかなくてもいい暮らし』がしたかったからです。

今後建て替えることを前提に陽当たりのいい古い中古住宅を購入して、しばらく生活してみたリアルな感想。

せっかく陽当たりがいいリビングなのに、レースのカーテンをひかなくちゃ安心して昼寝もできない

こんな矛盾が嫌だったのです。

3階建てにエレベーターをつけたからこそ叶った事

開放感抜群の3階リビング

リビングを3階にしたらレースのカーテンがいらないかも

3階建ての家を建てると決まった時に、一番最初に思ったことでした。

家づくりの初めのころ、『リビングは2階のほうがいい』と言ってくるハウスメーカーはたくさんありました。

3階リビングは、今の家を作るうえで、一番の絶対条件でした。

実際に住んでみて、この考えは正しかったと、心から思っています。

導線的には、少々の不便は確かにあるかもしれません。

だけど導線にこだわるなら、平屋を建てるべきですよね

少々の不便さをすべてチャラにできるほどの満足感があります。

家族全員が、居心地がいいと感じられるリビングができたことはすごく幸せなことだと思っています。

見晴らし良好!借景ダイニング

家を建てる前に、どの方向の眺めがいいかをたくさんリサーチしました。

お気に入りの方角をみつけ、その場所には必ず窓を作りました。

画像の窓からは、遠くに公園の緑と、春の桜が見えるのです。

私のへたくそな撮影ではなかなか伝わらないかもしれません。

そして、一番のお気に入りは日の出が見られること。

周りの家よりも視線が高いからこそ叶えられた大きなメリットです。

これに関しては下の記事に熱く語っておりますので、よかったらご覧ください。

気軽に友人を呼べる

3階建ての家を建てるうえで一番考慮したことは、お客さんの導線(動線)です。

気軽にリビングへ招くには、玄関からの距離がありすぎるのです。

また、高齢の両親などを呼ぶのもためらってしまいます。

エレベーターがあるおかげで、動線をぶった切って、玄関から直接リビングへ案内できるのは予想以上に助かっています。

エレベーターがある家は、住んでいる人だけでなくお客様にも優しい家です。

お客様の導線については下記の記事にも書いています。

よかったら参考にしてください。

密集地になればなるほど、最上階にリビングやダイニングを配置したほうが快適に暮らせます。

これに関しては、我が家のホームエレベータのメーカーでもある三菱日立ホームエレベーターさんのサイトにも載っています。

私が考えていることと、まるで同じことが書かれていたので参考にどうぞ。

3階建ての家はエレベーターをつけたとしても動線には配慮するべき

建て替え前は2階建ての家に住んでいました。

3階建てを建てるにあたって一番心配だったことは、やはり階段の上り下りです。

けれど実際に住んでみると、意外と苦になりません。

今現在、家族全員が健康に暮らしているからこそ言えることですけれど。

3階のリビングから1階まで行かなきゃいけない用事は一日のうち、そう何度もありません。

ありとあらゆる生活パターンを想定した収納計画をたてたことが、想像以上の効果を生んでいます。

日常の生活や家事などに無駄な動きがあまりありません。

個人的には、収納計画を十分にしたことが『暮らしやすい家づくり』に成功した我が家の一番の勝因だと思っています。

3階建てにエレベーターをつけないと困ること

重いものが運べない

『これも健康の為』と思えば、1階と3階間の階段の上り下りは許容範囲内です。

問題は、物の上げ下げです。

これに関しては、正直、3階リビングでエレベーターがない生活だったらと思うとゾッとしてしまいます。

同じように、2階がリビング(LDK)の方も、ここは覚悟が必要です。

ネットでは2階リビングでエレベーターをつけなかったけれど、大丈夫だったという意見がチラホラあります。

でも想像してみてください。

スーパーへ行ったら、一度でどのくらいの量を買いますか?

1週間に何度くらい行きますか?

お水は水道水を飲みますか?それともペットボトル?もしくはウォーターサーバー?

1週間でゴミの日は何日ありますか?

1回で出すゴミの量はどのくらい?

生活のほんの一部だけ考えても、結構しんどくないですか?

こう感じるのが普通ですよね。

けがや病気の時がしんどい

最近山登りを始めました。

普段まったく運動をしないので、次の日は毎回筋肉痛で泣く羽目に。

筋肉痛も十分つらいですが、これがもしも骨折だったりしたら本当に大変ですよね。

松葉づえで1階から3階までの移動、考えてだけでゲンナリしてきます。

具合が悪くて病院へ行った日。

自宅に帰ってきて3階まで階段で上がるのしんどいです。

こんな時は、エレベーターがあってよかった!と心の底から思います。

小さい子供やペットがいると、なにかと大変

自分でまだ歩けないくらい小さい子がいる場合も、もちろんエレベーターがあると便利です。

けれど、意外と3歳くらいの子も大変。

車でお出かけして帰る途中寝てしまった、なんてときはグズグズする前に抱っこしてエレベーターに乗ってしまいます。

3歳児を抱っこして階段上るのってなかなかハードです・・

それから、実は最近我が家ではラブラドールの子犬を飼い始めました。

まだ階段は危ないし、下手に家の中をウロウロするとすぐにいたずらするので、散歩のときは3階のリビングからエレベーターに乗せて即玄関です。

子犬といえど大型犬ですから。 抱っこすると重いので、階段を使わずに済んで助かっています。

3階建てにエレベーターをつけるのならどんなものがいい?

結論、3階建てのエレベーターは小型で十分です

  • 老後の不安
  • 階段の上り下りがしんどそう

そんな理由で設置したホームエレベータですが、入居してみて思うことは

そんなことよりも物を上げ下げするのに絶対的に必要だったってこと!

つまりは、ホームエレベーターは、2人乗りくらいの小さいもので十分です。

もちろん、予算や敷地に余裕があるのなら広いエレベーターがいいに決まってます。

けれど小さいエレベーターでも、格段に暮らしが豊かになります。

もしも、今現在エレベーターの採用を悩んでいる方がいるとすれば、自信を持ってお勧めします。

絶対に、損をしたとか、付けなくてもよかったなんて後から後悔することはないはずです

ものだけ運ぶダムウェーターをつけるという手もあります

エレベーターの便利さは承知したけれど、実際問題エレベーターを設置するスペースがない、というひとにはこんなものも。

(出典:クマリフトHPより)

実は先日仕事で伺った2階建てのお宅に、このダムウェーターとやらがついていたのです。

1階の洗濯室の上(2階)がキッチンになっていて、その一角に設置されていました。

洗濯物の上げ下げや、食料品の上げ下げが主な役割とのことでした。

最終手段はいす式階段昇降機

(出典:クマリフトHPより)

我が家の間取り検討中、予算の見直しの時にこんな案もありました。

結果的にはエレベーターは死守したわけですが。

エレベーターを今すぐつける予算はないけれど、2階もしくは3階リビングにどうしてもしたいという人へご紹介。

将来ほんとに困ったときに、一応こんな最終手段もあります。

椅子にかごをつければものも運べちゃうし、何なら抱えて乗ってもいい。

 

 【3階建ての暮らし】エレベーターの使用感をレビューします

まずは基本的なスペックから紹介します

エレベーターについて

  • メーカー・・・三菱日立ホームエレベーター
  • 製品名・・・・スイ~とホーム・ジュニア

(出典:三菱日立ホームエレベーターより)

エレベーター内部です。

ドアのデザインや床、壁、天井、照明は数種類の中から選ぶことができます。

我が家の場合はというと・・・

こんな感じ。

これを上から見ると、コンパクトさがよくわかると思います。

(出典:三菱日立ホームエレベーターより)

エレベーターの大きさ

  • エレベーター内の大きさ・・610mm×1000mm
  • 設置スペース・・・・・・・畳み1枚分(0.4坪)
  • 2人乗り 150kgまで可

(出典:三菱日立ホームエレベーターより)

 

このエレベーターに決めた理由は

  • エレベーターを設置できるスペースが限られていた
  • 予算的に大きいエレベーターは厳しかった

ということです。

金額的なことは以下の記事に詳しく書いているので参考にしてください。

将来的な課題はあるかも

入居前は図面を見て、ほんとにこの大きさで役に立つのだろうか?と不安なところも正直ありました。

それにこのサイズのホームエレベーターでは一般的な大きさの車いすが入らないという事も心配でした。

老後のために、エレベーターの設置を考えていたので、この点はかなり不安要素が大きかったです。

設計士S氏と検討した結果

  • 小型の屋内用の車いすを使う
  • エレベーターの中に椅子を置く など

車いすを使う状況になった時に、臨機応変に対応することは可能なんじゃないか、ということで話がまとまりました。

こんなにコンパクトな二人用のエレベーターですが150キロまで乗ることができます。

入居当時はまだ4人家族だったのですが家族全員で乗ってました。 (当時、子供たちは4歳と5歳です)

乗り心地はいいけど遅いです

スピードが遅いので、せっかちな主人は乗っていられません。

階段のほうが断然早いです。

私は、ダイエットのため・・・と普段は階段を使うようにしています。

とは言いつつ、次女を抱っこして階段を上るのがつらい時はとても助かっています。

乗り心地はいいです。

いたって普通のエレベーターです。

肝心な安全面について

  • 年に一度の定期点検(給油や清掃も含む)
  • 24時間365日運転状態を遠隔監視(異常があれば自動的に管理センターに通報)
  • 庫内に電話があるのでもしもの時は外部と通話ができる
  • 挟まれ防止センサー付き
  • 運転中に地震を感知すると自動的に一番近い階に止まって扉が開く。

入居前に、三菱日立ホームエレベーターの営業さんがいらしてエレベーターの操作説明をしてくださいました。

「せっかくだから、地震が来た時と同じ状況を作りますので庫内で緊急停止を体験してみてください」

と言われたので乗ってみました。

急に止まるときの衝撃と、そのあとすぐに電気が消えて暗くなったことにちょっと驚いてしまいました。

けれどその後速やかに動き出し、扉があいて脱出することができました。

また、エレベーターのなかに電話がついていて、3つの電話番号を短縮ダイヤルに登録することができます。

我が家の場合は、管理センターと私と主人の番号をセットしています。

回数ボタンの隣の黄色いベルのボタンは非常ベルです。

ただし、このボタンは家の中だけに聞こえるボタンなので、管理センターには通報されません。

管理センターへは電話を使って通報します。

ちょっと便利な機能

『開く』ボタンを押せば開延長になるので、大きなものを運びたい時など便利です。

反対側にはなぜか姿見。

でもこれが意外と便利。

我が家には姿見がエレベーターと玄関と2階のシャワールームにしかありません。

着替えた後など、わざわざエレベーターを呼んで鏡でチェック、なんてこともあります。

逆に、それで満足してしまっているので買わないのかも・・・。

1階には電源用のキーもついています。

キーの上のボタンがエレベーターの呼び出しボタンです。

普段は、しばらく使っていないと自動的に消費電力低モードになります。

一度押して電力を回復、2度目で呼び出しになります。

このキーを回すとボタンを押しても動きません。

本当は、キーは外してどこかへ保管しておくものなんでしょうけど。

どこに置こうか・・・と言いつつ、この状態で5年目になってしまいました。

3階建てにも、2階建てにもエレベーターは絶対おすすめ!

このように、我が家ではエレベーターをフル活用しています。

別記事にて金額も公表していますが、この先30年の不便を考えたら、今エレベーターを設置することを強くお勧めします。

我が家にも、予算削減のためエレベーターはあきらめようか・・・という案が出ました。

その代わり、将来困ったときにつけられるように、1階から3階までの同じ場所に収納を設けようという提案です。

老後にどうしても必要になったときに、エレベーターを設置できるスペースとして確保しておくために。

3階建ての家を建てるときはよくある手法だそうです。

数十年後にエレベーターを設置するお金があるかなんてわからない

これは切実な問題です。

第一、数十年間貯めこんだ収納の中の荷物はいったいどうするの?(しかも3階分も!)

これもまた切実。

今エレベーターを設置すれば、間取りの幅も広がりますよ。

 

 

 





 

※アフィリエイトリンクを含みます

-家を建てよう, 設備・仕様

© 2024 くらし考案