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土地を買おう

土地購入の流れを4ステップで解説!【予算・土地探し・申込・契約】

土地購入の流れを4ステップで解説!【予算・土地探し・申込・契約】

憧れのマイホーム

せっかくだったら注文住宅で家を建てたい!

とりあえず、土地を探さなくちゃ!!

だけど土地の購入って、何からすればいいの?!

こんな悩みを解決します!

本記事では、予算を決めて土地を探すところから、実際に土地を購入するところまで、土地購入の流れを詳しく解説します。

土地購入には大きく分けて次の4ステップが必要です。

土地購入までの流れ

  • 予算を決める
  • 希望の土地を探す
  • 申し込む
  • 契約する
それぞれのステップを詳しく解説していきますよ。

こんな人に読んでもらいたい!

  • 予算の決め方がわからない
  • 自分の年収でいくらくらい借りられるのか想像つかない
  • 土地の探し方がわからない
  • 土地探しのポイントも知りたい
  • 契約ってどうやってやるのか不安

 

 

土地購入までの流れ ステップ①予算を決める

土地購入までの流れ ステップ①予算を決める

すべて理想通りの夢のマイホームを建てるためには、それなりの資金が必要。

お金が有り余っている、というリッチな人は予算なんて決めなくてもOK。

だけど注文住宅を建てたい多くの人は、予算と現実とのギャップに悩むことになるはず。

  • 自分の収入でどのくらいの金額を借りられるのか
  • 月々の返済額がいくらなら返していけるのか

しっかり計算して、この先の人生のシュミレーションをしながら予算を決めましょう。

土地だけでなく、建物と合わせた総額で考えましょう。

 

頭金の金額を決める

頭金の金額を決める

土地を購入する際は土地のほかに「諸費用」というものが含まれます。

諸費用のおもな内容は以下の通りです。

土地の諸費用の内訳

  • 仲介手数料
  • 登記費用(所有権設定、抵当権設定)
  • 登録免許税
  • 印紙(売買契約書、ローン契約書)

銀行で住宅ローンを組むときに、土地と建物に「抵当権」という権利をつけられます。

これは「あなたがローンを払えなくなった時にはこの土地を銀行(もしくは保証協会)が貰いますよ」という取り決めのこと。

抵当権があるから、銀行は土地の購入代金を住宅ローンとして貸してくれるんですね。

けれど実際は、先ほど出てきた諸費用というものが必要になります。

その分は銀行は貸してくれないので、頭金として現金で用意する必要があります

※住宅ローンの種類によっては諸費用分も含められる商品があります。

諸費用は購入する土地の金額の8~10%くらいみておくといいですよ。

当然、頭金が多ければ多いほど月々の返済額が少なくなります。

頭金が多いと銀行からのイメージもよくなります。

この人はこれだけの金額を貯めることができたんだから、お金を貸しても安心だ」と、ローンの審査にも有利になるわけです。

 

住宅ローンは借金返済が大前提

これらのことを踏まえたうえで、今あなたが注文住宅を建てるために使える現金がいくらあるのかを計算してみてください。

ここで大事な注意点がひとつ。

住宅ローンの鉄則

住宅ローンを組む際は、車やクレジットカードなどほかのローンを全額返済すること!

最近だと携帯電話の分割購入分もローンとカウントされることがあるので注意が必要です。

頭金として使える現金から、現在借りているローンを全額返済して残った分が実際の頭金額となりますね。

 

注文住宅を建てるにはいくら必要か?

注文住宅を建てるにはいくら必要か?

注文住宅を建てるのってどのくらいお金がかかるのか?

土地だけ持っててもしょうがないですもんね。

きっと不安な人もいるかと思います。

そこで、全国の皆さんがどのくらい注文住宅にお金をかけているのか調べてみました。

国土交通省の統計によると、全国の持ち家一戸建ての一戸あたりの工事費予定額平均が2,340万円とのこと。(全国平均)

 

国土交通省の統計

国土交通省の建築着工統計調査の住宅着工統計

上の表に書かれていることを箇条書きにしてみます。

  • 2019年8月の建築戸数は一戸建て(全国)が22,472戸
  • 床面積の合計が2,880,889㎡
  • 1㎡あたりの工事予定額が20万円

これをさらにわかりやすくまとめてみます。

注文住宅の予算(全国平均)

  • 38坪の一戸建てを2,340万円で建築予定
  • 坪単価は66万円くらい
あくまで予定額ってところがポイントで、実際の金額は多少上がってると思われます。

統計調査を見るかぎり、2,500万円くらいを目安とするのがよさそう。

建築費用の目安

  • 平均的な木造2階建ての建築費用の目安は2500万
  • ローコスト住宅だと2500万円以下
  • 設備や建築会社にこだわるのならば2500万円以上
大手ハウスメーカーだと坪単価66万円以上なんてザラなので、あくまでも目安です。

 

月々の返済額を決める

月々の返済額を決める

借りれるだけ借りちゃえば理想通りの家が建てられるかも、と思いがちですけどちょっと待って。

そこは冷静に。

  • これから転職の予定は?
  • 給料は上がりそう?下がりそう?
  • 現在共働きのご夫婦は子供が生まれる予定は?
  • その時、どちらかの収入が下がったりなくなったりすることはありそう?

それらのことを踏まえたうえで、現在支払っている家賃を目安に月々の返済額をイメージしてみましょう。

返済額の目安

  • 今の家賃より多く払えそうか
  • もっと少なくしたいか
  • 据え置きか

を考えてみましょう。

土地と建物、全体のイメージはつかめてきましたか?

 

ファイナンシャルプランナーに相談するのがベスト

ファイナンシャルプランナーに相談するのがベスト

土地の購入って、ただでさえ専門用語が多くて不安だらけですよね。

不動産屋の営業マンに丸投げって人も多いかと思います。

中には自分の営業成績のために、お客さんの将来を考えず目一杯ローンを組ませちゃう営業マンもいるので気を付けて。

不動産業界で営業をしていた経験から言えることは、お客さんも賢くならないとダメってこと!

今はお金のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)に無料で相談できるサイトがあります。

便利な世の中です。

FPに相談しておくと安心なこと

  • 今の経済状態で住宅ローンをいくらまで借りられるか
  • 固定金利、変動金利どちらを選ぶべきか
  • 頭金はいくら用意したらいいのか
  • 将来への漠然とした不安

専門家に将来まで見据えてしっかり相談して不安を解消してから住宅ローンを考える、というのが一番安心な方法ですね。

住宅ローンに特化した相談ができるサイトもあるので、是非チェックしてみてくださいね。

もっと詳しく

▲無料オンラインで相談できる!▲

ハウスメーカーのFP相談だと、どうしても家をそのハウスメーカーで建てることが大前提になってしまいます。

なので、FPに相談する場合は第三者に相談するのが一番安心ですね。

 

土地購入までの流れ ステップ②土地を探す

土地購入までの流れ ステップ②土地を探す

さて、予算が決まったらいよいよ土地探しスタート。

ここからは私の得意分野です。

実はひとくちに『土地』と言っても、市場に出回っている土地には大きく分けて次の3つのパターンがあります。

土地の種類

  • 更地売り
  • 古家ふるや付き土地
  • 建築条件付き土地

 

更地売り

更地売り

いわゆる空き地のこと。

何も建物が建っていない状態。

売主が個人の場合と会社(建売業者やハウスメーカー)の場合があります。

古家付き土地

古家付き土地

住宅としての価値がないとされる古い建物が建っている土地

木造の法定耐用年数が22年とされているので、築20年以上の家が古家とされることが多いです。

注文住宅を建てるのなら古家を取り壊さなきゃいけないので、その分の解体費用が必要になります。

ただ、物件によっては、解体費用分が相場より安くなっていたり、売り主さんが解体費用分を出してくれることもあります。

これは、不動産屋さんの交渉によるところが大きいから、腕のいい営業マンにお願いするのも土地を安くする重要なポイントです。

 

建築条件付きの土地

建築条件付きの土地

家を建てる建築会社が決められている土地

建築会社が土地の売り主の場合がほとんどなので、不動産屋を通さずに直接購入すれば仲介手数料が必要ありません。

土地の価格自体も、一般的な相場よりも安いことが多く、そのかわりウチで家を建ててね、という感じ。

条件はずしという取引(好きなメーカーで建てられる)も可能です。

ただしその場合は、建築条件を外すための手数料などを取られて、結局相場通りの価格かそれ以上になることがほとんど。

建築条件付きの場合は、購入する前に建築会社についてしっかり調べましょう。

土地の相場の知り方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

こちらの記事を参考にしつつ、相場をチェックして土地探しをしてください。

日当たりが悪い、土地の形が悪いなど、短所と思われがちなことに対する考え方についてはこちらに書いています。

みんなが嫌がるような土地でも考え方次第で長所になるかもしれません。

 

 

土地購入までの流れ ステップ③購入申込書を書く

土地購入までの流れ ステップ③購入申込書を書く

購入申込書とは?

土地をはじめ、不動産の情報はそのほとんどが仲介業者間で共通の情報として共有されています

つまり、お気に入りの土地が見つかったとしても、通常は日本中の仲介業者がその情報を閲覧することができるのです。

もしもあなた以外の誰かもその土地を気に入った場合、先に購入申込書(買付証明書)を書いたほうが優先的に購入することができます。

(※一括現金購入の場合や、先に購入申込書を書いた人が値下げ交渉をした場合など一部例外もあり)

この購入申込書自体に法的な効力はありません

「私はこの物件を購入しますよ」という売り主に対する意思表示ですね。

購入申込書には、購入する場合の条件などを書き込むことができます。

よくある購入申し込みの条件

  • 古家を売り主に解体してもらいたい
  • 値引きしてもらいたい
  • 引き渡し時期を相談したい

希望があれば、この時点で申し入れしましょう。

また、売り主がこの条件では無理ですよとなる場合も当然あり得ます。

その場合は、お互いが譲歩できるよう交渉を進めるか、ほかの物件を探すことになります。

購入申込書を書いた時点で、ほかの不動産屋に情報が流通されなくなるというイメージですね。

 

申込金を払う

購入申し込みを書く際に、「申込金を払ってください」と言われることがあります。

申込金とは、購入の意思があるという根拠を売り主に表すものとし、冷やかし客やキャンセル前提の客の防止のための措置とされています。

そのため、この申込金は不動産屋にではなく、売り主に支払います。

契約をするまでは、キャンセルをしたとしても違約金など発生することはありませんし、申込金も返金されます。

返金トラブルが多いので、預かり証は必ず保管しておいてくださいね。

逆に、予定通り契約まで済めば、手付金や諸費用に充当されます。

申込金は業者によってバラつきがありますが、3万円~10万円くらいが一般的です。

 

 

土地購入までの流れ ステップ④契約する

土地購入までの流れ ステップ④契約する

重要事項説明書の読み合わせ

仲介業者をはさむ不動産売買の場合、宅地建物取引士による重要事項説明書の説明が義務付けられています。

重要事項説明書(以下、重説)とは、いわば物件のプロフィール帳のようなもの。

全日本不動産協会のHPに重説を聞く流れについて、分かりやすい図があったので載せておきます。

全日本不動産協会のHPに重説を聞く上でのポイントについて、分かりやすい図があったので載せておきます

公益社団法人 全日本不動産協会

ちょっと難しいことが書かれていますね。

要は、物件を買ってみたけど蓋を開けてみたらひどい物件だった、ということがないよう物件についての細かい説明をプロにしてもらう、ということです。

 

不動産売買契約書の確認と調印

不動産売買契約書の確認と調印

重説の読み合わせが終わり、売主と買主が納得して調印が済んだらいよいよ契約です。

物件自体の説明である重説と違って、契約書では取引の内容や条件をお互いに確認します。

契約書は買主、売主の両者が不利益を被ることなく契約を締結することを目的としています。

境界が現時点で不明確な場合や、契約のための特別な条件がある場合などは、契約書をきちんと確認してくださいね。

 

手付金の支払い

不動産の契約の場合、手付金の支払いがあることが多いです。

手付金は、両者が簡単にに取引をキャンセルすることができないようにするための措置です。

先ほどの申込金は「購入の意思」を売り主に示すのためのお金でしたね。

少し難しく聞こえますが、一番の違いは返金されるかされないかということ。

契約書に必ず記載されていますが、もしも取引を買主がキャンセルしたければ手付金は売主に没収されます。

逆に売り主がキャンセルをしたい場合は、手付金を買主に返還し、さらに手付金と同額を買主に支払います。(倍返し)

手付金と申込み金の違い

  • キャンセルした時に返金されるのは申込み金
  • キャンセルした時に返金されないのは手付金
取引によって手付金の金額は異なりますが、売買代金の10%という場合が多いです。

また、もしも頭金に余裕がなく、手付を用意できない場合は相談にのってもらえることが多いです。

手付金は予定通り決済(売買代金の支払い、住宅ローンの実行)することができれば、売買代金の一部に充当されます。

 

 

土地購入までの流れで一番大切なことは・・・

土地購入までの流れで一番大切なことは・・・

申し込みと違って、契約は安易にキャンセルできない

以上が土地購入の契約までの流れになります。

不動産買取業者として何度も契約の場に立ち会いました。

プライベートとしても3度、不動産の売買契約をしました。

人生で、こんなに自分の名前と住所を書くことってないだろうというくらい、とにかく書面が多いです。

それだけ重要で、慎重さが必要という事です。

申込と違って、契約書を交わした時点で安易なキャンセルはできなくなります。

だからこそ、希望通りの土地を見つけることがとても重要です。

 

一般に公開されていない土地も視野に入れるべき

先にも書いたように、不動産屋はどこも同じ情報を共有しています。

具体的に言うと、レインズという不動産の情報を業者間で交換するためのネットワークシステムがあるのです。

不動産屋は、お客さんが物件を売りたければレインズに販売図面を登録し、物件を買いたければレインズから販売図面を検索します。

しかし、事情があって情報を公開してほしくない、という案件もあるのです。

そのような場合はレインズに登録しないことがあります。

情報を公開したくない理由(例)

  • 離婚による財産分与のため家を売りたい
  • 差し押さえが入っているから、競売になる前に売りたい
近所の人にばれたくない事情がある場合など、こっそり販売活動をしてほしいというケースです。

そのような物件を未公開物件あるいは非公開物件と呼びます。

土地を探している人にとっては、この未公開物件は狙い目です。

大体的に販売活動をすることができない物件の為、購入希望者がいた場合とても貴重な存在になります。

そのような物件の場合は早く売却したくて、購入希望者の条件を受け入れてもらえることが多いのです。

住宅買取業者が物件を買取する場合も、このようなワケあり物件を集中的に狙って安く買います。

また、人気の場所のため不動産屋が情報を独占しているというケースもあります。

私が未公開物件を購入した時もこちらの条件を承諾してもらいました。

私が提示した条件

  • 指値さしね交渉(※)
  • 引き渡し時期の調整
  • 未登記だった倉庫を売り主負担で解体

※指値:買主が希望の値段を指定すること、値下げの交渉のこと

売主さんが売り急いでいたので、相場の2割減ほどで古家付き土地を購入することができました。

総額が上がりがちな注文住宅の施主にとっては魅力的ですよね。

けれど、未公開物件は不動産屋の窓口では教えてくれません

未公開物件を教えてもらえない理由

  • 未公開物件自体少ないから
  • 住宅買取業者に買ってもらおうと思っているから
  • 差し押さえが入っている物件は、経験のない営業マンには扱いづらいから

今にも競売になりそうな物件や大々的に広告活動がNGな物件は、仲介業者によっては全く販売活動に力を入れていないという場合があります。

そのため、世の中に情報を公開する前に、買取業者に買ってもらおうと最初から査定を打診してくるケースが多いのです。

このような理由から未公開物件を探すのって結構大変なのです。

以前書いた記事では、素人が未公開物件を探す方法は3通りあると書きました。

未公開物件を探す方法

  1. 色々な仲介業者に声をかけておく
  2. 町中を観察し、噂話にアンテナをはる
  3. 未公開物件アリと書いてあるサイトを使う

 

たっぷり時間がある人は、早い段階から希望と場所や広さなどを色々な仲介業者に伝えておきましょう。

購入意欲の高い客だと見なされれば、ピッタリの物件が出た時に真っ先に連絡を貰えるはずです。

噂話にアンテナをはるというのも、方法としてはアリです。

我が家も2軒目の未公開物件は噂話がきっかけで購入しました。

けれど、時間もかかるし、空き家の情報をゲットしてからがなかなか大変かもしれません。

未公開物件アリと書いてあるサイトについては、本物と偽物をよく見極め利用することをおすすめします。

わたしは投資用の物件を試しに探してみたところ、一発で未公開物件に出会ってしまいました。

体験談を書いていますので、興味がある方は是非こちらもご覧ください。

 

▼未公開物件をネットで探してみた体験談▼

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