家を建てよう 間取り

失敗しない家づくりのために今すぐやるべきことを統計付きで徹底解説

あなたにとって理想の家とはどんな家でしょうか。

失敗しない家づくりとは、どれだけ理想の家に近づけるかということ。

予算が限られた中での家づくりで一番難しいのは、自分の理想に優先順位をつけることだと私は考えています。

何を優先して何を諦めるか。

その判断を正しくできるかが、失敗しない家づくりのために最も大切なことです。

そのためにはどんな家で、どんな暮らしをしたいのか。

家を建てた後の暮らしを具体的にイメージしてみることが不可欠です。

目次

失敗しない家づくりのために、今の暮らしの不満点を見つけよう

陽当たりのいい家を買ったけど・・・

我が家の立地は、数軒で共有する私道の突き当り。

つまり、他人の視線があまり気にならない場所に家があるわけです。

今の自宅を建て直す前、新婚時代に買った家は築23年の古い家でした。

南向きに、小さなダイニングキッチンと二間続きの和室と長い広縁があるお気に入りの家でした。

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今家が建っているこの土地も、任意売却でお得に買いました

購入した時には暗くてジメジメして、ボロボロ。

夫婦ふたりでIKEAとホームセンターをトラックで何往復もしました。

これからの家族の未来に胸をときめかせながら壁をぶち壊し、床を引っぺがし!

い私たちの好きなようにセルフリノベーションしました。

こうして、明るくて、熱い思いがたくさん詰まった大好きな家になったわけです。

せっかくの陽当たりの良さもこれでは台無し・・・

それなのに・・・

それなのに・・・!!

悲しいかな、レースのカーテンだけはひかずにはいられなかったのです。

1階のリビングでゴロゴロしていると

たまに通りかかるのはお隣さんと、お向かいさんと

郵便屋さんと、宅急便屋さんと、新聞屋さんと、

ガス屋さんと、電気水道のメーターを見に来る人と

宗教の勧誘と、リフォーム会社の営業と、回覧板と・・・・

日中自宅にいると、戸建って、訪問者が意外と多いわけです。

しかも不意打ち。

油断も隙もありません。

とにかく明るくて開放的なリビングが欲しい!

せっかく明るくて風通しの良い居心地のいい家にリノベーションしたのに!!

南向きで、太陽燦々の窓にレースのカーテンをガッチリひいて。

わざわざ光をシャットアウトして家の電気をつけるという、何とも時代に逆行した非・eco生活!

大きな窓からたっぷり太陽の光をとりこみつつ夢の昼寝ライフも満喫したい!

失敗しない家づくりのために、どんな暮らしがしたいのか具体的にイメージしよう

何が欲しい、ではなくどんな暮らしがしたいかが大切

例えば、明るくて開放的なリビングが欲しい!と希望すれば、設計士さんは南側に大きな窓を作ることが多いでしょう。

けれど私は、「レースのカーテンを引かないでも昼寝できるような明るくて開放的なリビング」が欲しいのです。

 

そこまで具体的なイメージができているならば、外から見える場所に大きな窓を作るのでは理想の家になりません。

  • 2階や3階など外から人の視線がなるべく届かない場所にリビングを置く
  • ハイサイド窓(壁の高いところに設ける窓)を採用する
  • ライト(天窓)を採用する

このような工夫をしてくれるでしょう。

希望通りの家を建てることは、実際に住んでからのどういう暮らしがしたいか具体的なイメージを積み上げていくことから始まります。

具体的にどんなことをイメージすればいい?

例えば・・・

食事はどんな場所で食べたい?

朝ご飯は朝日がたくさん浴びられるような明るい場所がいいな・・・

休日には外の景色が見えるベランダブランチなんてのもよさそう。

ホームパーティーもやってみたいな。

その時には何人ぐらい来てくれるかな。

気の置けない友達ばかりだから冷蔵庫から飲み物はセルフでとってもらおうかな・・・

 

このくらい細かくイメージすると、部屋の広さだけでなく家具や電製品の配置までだいたい決まってきます。

ダイニングには東側に窓を作る

食事ができるスペース以上のバルコニーを作る

ダイニングテーブルは大きいものを用意するか、補助的なものを置けるスペースを確保する

キッチンは閉鎖的ではなくオープンな配置

 

休日はどうやって過ごしたい?

リビングで映画が見たいな・・・
プロジェクターで見てみたいな
ママと一緒にお菓子作りがしたいな
自分の部屋でプラレールをいっぱいつなげて遊びたい!
家を新築したらゴルフを始めてみようかな・・・
ステンドグラスのサークルに入ってみようかしら

プロジェクターを天井から吊るす場合は事前に補強が必要

スクリーンを置けない場合は白い大きな壁面が必要

数人で料理をするスペースの確保と動線の配慮

子供部屋はベッドや机のスペース以外に〇m×〇mくらいのスペースを確保する。

ゴルフ用品を収納するスペースを確保する

ステンドグラスの材料を置くスペースを確保する

ステンドグラスの作品を飾るスペースを確保する(ニッチやピクチャーレール等)

設計士さんはまず、ほとんどの人がいいなと思う『一般的な』間取りを作ってくれます。

でも、せっかくの注文住宅なんだったら、それではもったいない!

イメージできないときは次のようなことを家族と話し合ってみよう

間取りを設計する前に、是非家族で新しい家でどんな暮らしがしたいのかを相談してください。

  • 憧れていたこと
  • チャレンジしてみたいこと
  • 欲しいもの

などなど。

旦那さんや奥さんのと意外な一面の発見があったり、子供たちの斬新な意見が飛び出したり。

家族で話し合うと面白いですよ。

失敗しない家づくりのためには、失敗している人から学ぼう

新居で自分がしたい暮らしがイメージ出来たら、次は実際に家を建てた人の失敗を学んでみよう。

次のグラフは国土交通省住宅局による住生活総合調査(平成25年)の結果です。

住宅の個別要素による不満率を表したものです。

(引用:住生活総合調査結果 平成25年より)

住宅に対する不満は『高齢者などへの配慮』が第1位

平成15年、20年、25年ともに『高齢者などへの考慮』が第1位となっています。

次いで『地震時の住宅の安全性』が第2位。(平成25年)

『冷暖房などの省エネルギー性』が第3位となっています。(平成25年)

多くの人が住宅の老後対策がされていないことが不満と感じています。

では新築時にはどのくらい『高齢者などへの配慮』を検討している人がいるでしょうか。

同じく国土交通省による住宅市場動向調査(平成30年)の結果をご覧ください。

(引用:平成30年住宅市場動向調査より)

このグラフは注文住宅を建てた人に対して、どのようなことが気に入って住宅を購入することを決めましたか、という質問に対しての答えです。

この2つのグラフを見てどのようなことがわかるでしょうか。

失敗しない家づくりのためには、安全性や省エネに十分考慮する

住宅の安全性や省エネに関することは消費者の意識が高め

まずは第2位、3位の住宅の安全性や性能に関して掘り下げてみましょう。

住宅市場動向調査の結果を見る限り、安全性や高気密、高断熱など省エネ住宅に関する消費者の興味は高いといえます。

また、住宅メーカーに対するある調査では「今後どのようなことに力を入れていきたいか」という質問に対して「住宅の性能」と答えた企業が一番多かったそうです。

われわれ消費者のニーズが高いため、今後ますますハウスメーカーは住宅の性能を上げることに尽力してくれるでしょう。

安全性に対しても同じことが言えます。

昨今の台風などによる水害や大地震など、住宅の安全性に対するニーズは今後も増えていくことでしょう。

実際に住宅や建築物の耐震性を促進するために、国や地方公共団体では様々な支援制度を設けています。

住宅の安全性や性能に関しては慎重になるべき

  • ハウスメーカーを選ぶときは住宅の安全性や性能に関して十分考慮している
  • それにもかかわらず安全性や性能に関する不満が多い

これは安全性や性能に関する考慮が足りなかったということ。

つまり何が言いたいかというと、メーカーによってこれらの評価にかなり差があるのではないかと私は考えます。

耐震等級はメーカーを選ぶうえで考慮するべき?

耐震等級はハウスメーカーの耐震性能を知るうえで大事な指標となります。

耐震等級とは地震(一部風や雪)に対する住宅の強さを表すランクのことです。

地震に関していうと、耐震等級は1級から3級まであり3級が一番耐震性が高くなります。

耐震等級1とは建築基準法の新耐震基準を満たしていますよ、という基準になります。

この新耐震基準とは、震度6強~7程度の地震でも倒壊しないような構造が設定されています。

それなら耐震等級1で十分では?

ここで注意するべきことは、倒壊というのは完全に柱や壁が崩れてしまうことを意味しているということです。

つまり、倒壊まではせずとも、そこで生活なんてできない、という場合もあるということです。

実際、耐震等級1の住宅は大地震が来た時に半数以上がそこで暮らすことが難しくなるともいわれています。

耐震等級を上げるということはその分躯体の値段も上がるわけですから、これらのことを加味しながら十分検討されるといいでしょう。

40年後に失敗しない家づくりを意識しよう

 

リフォームが必要になる時期はいつ頃か、統計を見てみよう

一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会が行った住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査(平成31年2月)の結果をご覧ください。

質問は「いずれリフォームしたいと思っているかどうか」です。

(引用:住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査より)

リフォームの必要があると感じているのは50代が多いようです。

50代というと、我が家の主人の場合、長女が18歳、末っ子が10歳と子供にお金がかかる時期だとも言えます。

リフォームの内容は住宅設備の改善・変更が第一位

続いて先ほどの住宅市場動向調査に戻ります。

今度は実際にリフォームをした人がどこをリフォームしたかという質問に対する答えです。

(引用:平成30年住宅市場動向調査より)

住宅設備の改善・変更とは主に水回りの設備のことだと思われます。

主な設備の耐用年数は以下の通りです。

  • 給湯器・・・10年~15年
  • システムキッチン・・・15年~20年
  • トイレ・・・15年~30年
  • ユニットバス・・・15年

30代中頃で住宅を購入した人が、50代になってリフォームを意識し始めるという事になるので、先ほどの調査結果にも納得です。

でも住宅に対する不満は老後への不安だったはず・・・

一番初めのグラフに戻ってみます。

(引用:住生活総合調査結果 平成25年より)

  • 『高齢者への配慮』がされていないという不満が一番多かった。
  • 実際にリフォームされている場所は、設備や内装の模様替えが多い。

これはいったいどういうことでしょうか?

リフォームしたいと思っていても、せざるを得ない場所から優先的にするしかない

これらの調査結果から想像するに

  • 住宅に関する将来への不安がある。
  • 設備も不具合が出始めてきた。
  • 子供の成長や家族のライフスタイルの変化によって模様替えも必要
  • とは言えまだまだお金のかかる時期だし予算が厳しい

このような状況の人が多いのではないでしょうか?

(引用:住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査より)

このグラフは リフォームの予算に関する調査の結果です。

一番右側の数字がそれぞれの年代の平均金額になります。

30代が304.2万円と一番高いのは、中古住宅を購入している年代が30代が一番多いからだと考えられます。

以上のことを考慮すると、失敗しない家づくりのためには老後への配慮が必要という事になります。

40年後に失敗しない家づくり、具体的にはどんなことに気を付けるべき?

老後に配慮した家とは次のふたつが重要です。

  • 自分自身が年をとった時に生活しやすい家(バリアフリー)
  • 家族の介護がしやすい家

意外と『介護』という点は忘れがちなので要注意です。

バリアフリーの家とは?

新築時に参考になりそうなものをいくつか挙げてみます。

  • 生活導線を短くする(キッチン⇒ダイニング、リビング⇒トイレなど)
  • 段差をできる限りなくす
  • 階段を緩やかな傾斜にする
  • 階段、トイレ、浴室、玄関に手すりを設ける
  • 車いすでも生活しやすい幅広の廊下

家族の介護がしやすい家とは?

こちらもいくつか挙げてみます。

バリアフリーの家の具体例も加えて参考にしてください。

  • 車いすを回転できるくらいのスペースをトイレに確保する
  • 1階に将来的に寝室にできそうな部屋を確保する
  • ベッドが置ける寝室
  • 寝室の隣にもう一部屋設ける(将来的には介護者の部屋)
  • リビングにベッドが置ける広さを確保する
  • ベッドの周りにコンセントを用意しておく
  • 寝室のそばに手洗い場所があると便利
  • 玄関にスロープを設置

失敗しない家づくりに必要な事

失敗しない家づくりのために必要なことは次のふたつ。

  • 理想の暮らし方を考える
  • 将来不満になるリスクをはじめから排除する

そのために何が必要か?

  • 家に関する知識を得ること
  • 家族でよく話し合う事
  • 安心して頼れる専門家(設計士やHMの営業など)と出会う事

家に関する勉強をしてみましょう。

本を読んでもいいし、ツイッターやインスタグラムなどのSNSでも有益な情報をたくさん得ることができます。

実際に住宅を建てた人と交流することは学ぶことも多いでしょう。

とは言えやっぱり失敗しない家づくりには専門家の手助けが必須です。

長い記事に最後までお付き合いくださりありがとうございました。

失敗しない家づくりというと、住宅の設備や仕様など細かい箇所のアドバイスを期待していたかもしれませんね。

けれど最後まで読んでくださったあなたは、ここに書いてあることがそんなことよりももっと大切なことだとお分かりいただけていると思います。

失敗しない家づくりのための手順

  • 理想の暮らし方
  • 40年後に困りそうなこと

とにかくこのふたつに関して思い浮かぶことを箇条書きにしてみましょう。

これがあなただけのオリジナルの家づくりの一歩です。

あとはそれを形にしてくれる人を見つけるだけです。

 

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