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注文住宅の収納の広さ・場所の決め方を実例付きで徹底解説!

注文住宅の収納の広さ・場所の決め方を実例付きで徹底解説!

せっかく注文住宅を建てるなら、簡単に片付けができる収納力たっぷりの家が理想。

けれど、やみくもにクローゼットや棚を増やしていくのはお金とスペースの無駄遣い。

上の記事を読んでない方はまずは一読ください。

もう読んだよって方はいよいよ実践編です。

今回の記事は

  • 収納するものの量や場所のイメージができている人
  • 収納に必要な広さがわからない人
こんな人に向けて書いた記事です。

具体的に収納スペースの広さの決め方を書いていくので、是非ご自身でも作業してみてください。

 

 

注文住宅の収納計画でやるべきこと

注文住宅の収納計画でやるべきこと

ちょっとおさらいしてみます。

靴が散乱しないすっきりと片付いた玄関にするためにはどうすればいいと思いますか?

答えは2つあります。

1つ目は、家族全員の靴が収納できる靴箱を用意すること。

2つ目は、靴箱に入る分の靴しか持たない事。

当たり前の事のようですが、これがなかなか難しいのです。

玄関が散らかっているお宅って、結構ありますよね。

では家族全員の靴が収納できる靴箱の大きさを知るにはどうしたらいいでしょうか?

  • 家族全員で何足の靴が必要か?
  • 今持っている靴の数は何足か?

このように、今あるものの量を把握し、本当に必要なものを整理することが大切です。

そのうえで、次のことを収納計画で考えるべきことだと書きました。

  • 最適な広さを考える
  • 使いやすい場所を考える
  • 収納しやすい広さを考える
  • 取り出しやすい方法を考える

そのために、家族全員の行動とその時に必要なものを書いた『行動メモ』を作ることをお勧めしました。

行動メモ

行動メモを書くことによって、どの部屋に何を収納するとスムーズな動線になるかがイメージができてくるはずです。

ここからは、中に入れるものが決まっている場合に、収納の広さをどうやって決めるのかを解説します。

 

 

注文住宅の収納の広さを決めるには、収納方法から考えましょう

注文住宅の収納の広さを決めるには、収納方法から考えましょう

収納するものに合わせた収納方法とは?

具体的にイメージしてみましょう。

このクローゼットに次の物を収納する場合、あなたはどのように収納しますか?

ザックリでいいので想像してみてください。

クローゼットに収納したいもの

  • お客さん用の布団
  • おもちゃ
  • 文房具
  • 掃除用具
  • 子供の通園セット
  • 子供の着替え
  • ミシン
  • 裁縫グッズ
  • アイロン
  • アイロン台

どうでしょう。

リビングに接している和室に収納されがちなものを選んでみました。

正解はありませんが、ひとつのアイデアを書いてみます。

押し入れの収納例

お客さん用の布団は、収納袋に入れてクローゼットの高いところへ置く人が多そうです。

この記事で紹介しているような布団用収納袋ですね。

ウォークインクローゼットの布団収納におすすめ!大容量の布団収納袋

おもちゃは子供が出しやすく片付けが簡単な入れ物に入れるといいかもしれません。

 

幼稚園の制服はハンガーに掛けられるようにしたいところ。

壁にフックがあるといいかもしれません。

ハンカチや普段の着替えなどは、分類出来きる引き出し収納だと取り出しやすそうです。


アイリスオーヤマ 押し入れチェスト

掃除用具は、洗剤など危ないものもあるので子供の手の届きにくい高い場所に置く方が安心ですね。

となると、引き出しのないカラーボックスの様な物の方がいいかもしれません。


アイリスオーヤマ カラーボックス

このように、中に入れるものが決まっている場合、それに合わせた収納方法を考えるのが一般的です。

  • 取り出しやすさ
  • 片付けやすさ
  • 安全性
  • 形状

いろいろな要素を検討して、収納ケースやカラーボックスを上手に使うと、仕切りのないクローゼットでも使いやすくなります。

実際、そうやって収納している人がほとんどだと思います。

 

 

賃貸や建て売りは、収納の広さに合わせた収納方法

賃貸や建て売りの場合は、最初から収納の広さが決められています。

私がクローゼットの画像に書き込んだように、クローゼットの中を埋めていきながら、中に入れる物の量を調整します。

具体的に言うと、ここにもう少し入るかな、これは入らないなと一定の選択肢の中から選んで収納していくわけです。

 

 

注文住宅は収納方法に合わせて収納の広さを決められる

ここが収納計画の一番大切なところです。

注文住宅の場合は、収納の広さに合わせて収納するものを選んではいけません。

収納するものの量や方法に合わせて収納の広さを決めるべきです。

具体的に言うと、収納ケースが〇個、カラーボックスが△個必要だから、収納スペースはこのくらいの広さが必要、というように決めていきます。

ハウスメーカーによっては、そんなに細かくクローゼットの大きさを変更できないという場合もあるでしょう。

それでも、例えばクローゼットが1間か半間か、それとも2間必要か、中に入れるものの量によって変わってきます。

クローゼットの大きさ例

クローゼットが二つある場合

例えば、リビングの収納はいくつあっても困らなそうだからとクローゼットを2つ作りました。

けれど入居してみたら1個で十分でした。

クローゼット1個分の材料費を損しています。

クローゼット1個分、リビングの広さを無駄にしています。

逆に収納スペースが足りない場合はもっと悲惨です。

 

 

収納方法が決まったら、入居後に使う収納アイテムを決めてしまいましょう

注文住宅の場合は入居後に使う収納ケースは先に決めておきましょう

注文住宅の場合は入居後に使う収納ケースは先に決めておきましょう。

収納したものがどのくらいのボリュームになるのかをイメージしやすくなります。

逆に、階段下など限られたスペースは、前もってその場所にピッタリおさまる収納を選んでおくと引っ越しがスムーズになります。

 

注文住宅が完成してから収納ケースを選んだらいけない理由

注文住宅が完成してから収納ケースを選んだらいけない理由

1 高さ、幅、奥行きなどが限られてしまう

メジャーでサイズを測って、ぴったり入る収納ケースを探すのは一苦労です。

一般的な大きさでないと高価なケースになってしまうことも。

逆に、収納ケースの高さがわかっていれば、カウンターや棚板の高さが決めやすいです。

パントリーの収納ケースとカウンター

パントリーやキッチンの背面収納のカウンターは、お気に入りの収納ケースの高さに合わせて作ってもらいました。

逆に、どの収納ケースを使うか考えないで作ったクローゼットではこんな失敗もありました。

 

 

2 無駄な隙間(デッドスペース)ができる

デッドスペースにはもれなく埃がたまります。

または、この隙間にテトリスの様に物を挟んだり押し込んだり。

そしてその隙間に押し込んだものは、二度と使われないかもしれません。

 

3 物が増える

収納スペースに合わせて、とりあえず空いてる場所に収納ケースを置いていく。

ポッカリ空いていると気持ち悪いし、ビシッと同じ種類の収納ケースが並んでいる方が気持ちいい。

けれどちょっと待って。

スカスカの収納ケースはありませんか?

結局そこには物を詰め込むことになります。

収納ケースの容量に合わせて、必要のないものがどんどん増えていきます

 

収納ケースは同じメーカーのシリーズで揃えるべき

収納ケースは同じメーカーのシリーズで揃えるべき

なるべく、家の中の収納ケースは同じものや同じシリーズのもので揃えることをお勧めします。

見た目にもすっきりするし、将来模様替えが必要なときも収納ケースごと、または引き出しごと入れ替えればOK

模様替えがぐんと楽になります。

おすすめは無印良品、ニトリ、アイリスなど大手のホームセンターやインテリアショップの収納ケース。

無印良品・ニトリ・アイリスがおすすめの理由

  • 幅広いファンがいるので一般的で使いやすい
  • サイズ展開が豊富
  • 買い足したいときに同じメーカーで揃えることができる
  • 店頭で実物が見られるから設計時にイメージしやすい

無印良品だと実際に使っている人の画像をネットで探しやすくイメージしやすいかもしれません。

ちなみに、無印良品なら私も利用しているLOHACOが断然おすすめですよ。

配送料が公式ショップで買うよりもお得。

無印の公式ショップだと収納ケースの配送料が1個につき490円

LOHACOは購入金額が3300円未満配の場合送料220円、3300円以上からは無料です。

\公式ショップよりお得!/
\無印の収納ケースはこちらから/

 

我が家はというと、カインズという地元ではメジャーなホームセンターの収納ケースを愛用しています。


 

高さが同じなのに(一部違う高さあり)ケースの幅や引き出しの高さの種類が多いです。

入れるものによって分類しやすいところが気に入っています。

また、バラバラにすることも可能なので、引き出しをひと箱ずつ買い足せるのもおすすめポイント。

パントリーの引き出し収納

我が家では

  • パントリー
  • キッチンの壁面収納
  • 納戸

でこの収納ケースを使っています。

食品のストックや文房具、趣味の裁縫道具や材料など細々したもののほとんどはこの中にいれています。

 

 

注文住宅の収納の広さを把握するために頭の中で整理整頓してみましょう

注文住宅の収納の広さを把握するために頭の中で整理整頓してみましょう

本棚を買うことになったとしたら。

できることなら家にある本がすべて収納できる大きさの本棚を買いたいと思いますよね。

『文庫本なら〇〇冊入ります』なんて書いてあったら、自分の家には何冊くらいあるかしらと実際に数える人も多いんじゃないでしょうか。

要はそういうことです。

繰り返しになりますが、持ち物に合わせて棚を買う、そんなイメージで収納スペースの広さを決めていくわけです。

 

頭の中で収納ケースに物をいれてみよう

お気に入りの収納ケースが見つかったら、頭のなかでそのケースの中に書き出した物をすべて収納してみます。

メモを用意して書き込んでいってもいいかもしれません。

そして、ケースがいくつ必要かを考えます。

ケースに入らないようなものはとりあえず、ケースの上にでも置いておく。

(もちろん、頭の中で、です)

とにかく、収納計画はできるだけ具体的にイメージすることが大切です。

 

収納ケースの大きさと数から広さを考える

例えば、洋服の衣装ケースで考えてみましょう。


アイリスオーヤマ ウッドトップチェスト

メーカーによると、この大きさのチェストだと引き出し1段あたりにTシャツが18枚ほどが目安だそうです。

  • 手持ちの洋服はどのくらいある?
  • 衣替えはする?
  • ハンガーに掛ける洋服はどのくらい?

こんな感じで考えていくと、衣装ケースが何個必要かというのをイメージすることができます。

手持ちの洋服ピッタリの大きさではなく、ある程度余白は残しておいてくださいね。

引き出し式の収納ケースの場合は、床に直に置くことがほとんどだと思います。

だとすると、この衣装ケースを2個必要だとしたら161cm、3個必要だとしたら242cm必要ということになります。

重ねて使う、という人もいるかもしれません。

 

 

何畳必要かをイメージしづらい場合は畳の上で考えてみよう

ウォークインクローゼットのような収納の場合は、畳の上でイメージするとより分かりやすくなります。

和室がない人は、畳の大きさに切った新聞を数枚用意するといいですよ。

(いろいろな畳の種類がありますが、1枚分の大きさが91cm×182cmが基本です。)

実際に畳の上に立ってみて、購入する予定の収納ケースを置いたところを想像してみてください。

収納ケースの大きさに紙を切っておいてみてもいいかもしれません。

 

 

収納ケースの上の空間もイメージしてみよう

この作業ではここからが特に大切。

収納ケースのうえにはどのくらいのボリュームの空間があまっているのか部屋の高さにも意識してみてください。

キッチンの背面収納などがわかりやすいかもしれません。

例えば、我が家では収納ケースの高さに合わせてカウンター棚をつけています。

キッチンの壁面収納

行動メモから収納ケースに入りきらなかったものを棚板の上に収納します。

我が家の場合だとこんな感じです。

  • 調理家電全般
  • お皿
  • お客さん用食器
  • コーヒー、紅茶
  • ビニール袋のストック
  • おやつ
  • 出番の少ない食器

大きさや形など考えて、どのように収納したらいいかを考えます。

上の画像の壁面収納には、電子レンジなどの調理家電を置いた上に可動棚をつけました。

可動棚には収納ケースに入れられなかった食器や鍋を主に置いています。

納戸の収納

納戸の収納ケースの上には棚板を付け、さらに収納ケースを置きました。

さらにその上には枕棚のみつけてもらい、客用の布団などをしまっています。

 

 

さらに細かいものは収納ボックスでイメージしてみましょう

調理家電など大きなものの収納をイメージするのはわりと簡単です。

けれど行動メモを見るとわかると思いますが、家の中のほとんどの物が細かいものばかり。

収納ケースと同じように、小さいボックスを使ってさらに細かくイメージしてみてもいいかもしれません。

パントリーのカウンターの上

パントリーのカウンターの上です。

小さいボックスに細かいものを分類して収納しています。

ここまでイメージできればかなり内容の濃い収納計画になるはず。

実際はちょっと難しそうですが。

 

 

引き出しケースの場合は開け閉めできる余白も大事

ケースを置いていない『余白』の部分も大切です。

引き出しを開け閉めするときに、どれくらいのスペースが必要か。

出し入れしづらい場合は、逆にどのくらいの大きさのケースだったら使いやすいか。

納戸の中に着物を収納するための和ダンスを置きたいと考えている人も要注意です。

私の母がそうでした。

引き出しと同じように開き戸も、開けた時にどのくらいの余白が必要かチェックしておきましょう。

こちらも畳の上でイメージしてみるとわかりやすいです。

私はよく押入れを見つめながらイメージしました。

押入れが1畳の空間です。

 

 

注文住宅の収納の広さを決めるときには余裕を残すことも大切

注文住宅の収納の広さを決めるときには余裕を残すことも大切

最後に、あるデータによると、小学生二人の子供がいる4人暮らしの一般的な家庭の物の量を調べたところ

  • 洋服 1376点
  • 雑貨 2435点
  • 食器 713点
  • 子供の物 1402点

家具家電を含め全体で5926点の物があったそうです。(日用消耗品は除く)

これだけのものをすべて頭の中でイメージするのはとても困難です。

行動メモの中で文房具、洋服と、分類できるところはザックリ分けておきましょう。

 

また、これだけの物に囲まれていても暮らしているうちにどんどん物は増えていきます。

例えば家族が増えたり、趣味が増えたり。

もちろん、その都度いらないものを処分することは必要ですが、初めから収納スペースに余裕を持つことも大切。

イメージとしては今ある荷物の1.3倍ほど収納できるスペースを確保すれば、少々物が増えても対応可能だと感じています。





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