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ウォークインクローゼットの広さってどのくらい?超現実的な無駄のない決め方を解説

ウォークインクローゼットの広さってどのくらい?

突然ですが、『Sex and the City』が大好きです、わたし。

主人公キャリーのゴージャスなウォークインクローゼットの動画は見ていて溜息もの・・

 

このドラマを見て、おしゃれな靴やドレスがずらっと並ぶ、キャリーのキラキラしたウォークインクローゼットに憧れました。

だけど超現実的なことを言っちゃうと・・

こんなに広いウォークインクローゼットなんて無理!

理想と現実のギャップ、家づくりの恐ろしさよ。

じゃぁ、超現実的に考えて、ウォークインクローゼットってどのくらいの広さが必要なの?という疑問を深堀していきます。

是非、ペンとメモとメジャーをご用意の上ご覧ください!

 

ノープランでウォークインクローゼットの広さを決めるのは無謀すぎる

ノープランでウォークインクローゼットの広さを決めるのは無謀すぎる

なんとなくこのくらいかな?とウォークインクローゼットの広さを決めてしまうのは無謀です。

ノープランだと、どんな困ったことになる?

  • 洋服が全部入りきらない
  • 洋服以外のものも収納したかったのに置くスペースがない
  • 広すぎてスカスカ

洋服が全部入りきらない

これはなんとなく想像できると思います。

洋服が多すぎてウォークインクローゼットに入りきらないパターン。

  • 泣く泣く断捨離する羽目になる
  • ウォークインクローゼットの一角に洋服が積み上げられる
  • それでも片付かない洋服はその辺に放置
  • ぎゅうぎゅうに押し込められていて、どこに何があるかわからない
こんなことになったら残念過ぎる・・

散らかっている家のほとんどは、物に対して収納スペースが少ないことが原因です。

洋服以外の物も収納したかったのに置くスペースがない

例えば我が家の場合だと、洋服以外にも扇風機やヒーターなど寝室で使う電化製品もウォークインクローゼットに置いています。

その他にも布団や、お客さん用の寝具を置きたいというお宅もあるかもしれません。

ウォークインクローゼットの広さは面積だけではなくて、寸法も大切です。

布団の場合は、畳んでも丸めても圧縮しても場所を取ります。

広すぎてスカスカ

このブログでは何回も書いていますが、このパターンが一番もったいないです。

収納したいものに対して、ウォークインクローゼットが広すぎる場合。

広すぎるウォークインクローゼットがもったいない理由

  • 広すぎるスペースは坪単価の無駄
  • もう少し狭くすれば、ほかの部屋が広くなる
  • 置く場所はあるからと、無駄な買い物が増える
  • ウォークインクローゼットが無駄なものでいっぱいになる
収納は多ければ多いほどいいと思っている人は要注意ですよ。

ちなみに、これは決してウォークインクローゼットに限ったことではないです。

例えばパントリーは以下の記事を参考に、ピッタリの広さを見つけてみてください。

 

ウォークインクローゼットの広さを決めるには『何を入れるか』をまず考えよう

ウォークインクローゼットの広さを決めるには『何を入れるか』をまず考えよう

ウォークインクローゼットの広さを決めるには、まず『誰の何を収納したいか』を決めることが大切です。

まずは一番量が多そうな洋服から考えていきましょう。

ウォークインクローゼットは個別で使う?共有で使う?

まずはウォークインクローゼットのおよそのボリュームを考えてみましょう。

  • 夫婦共有
  • 兄弟共有
  • ファミリー共有
  • ひとりひとり別々
  • 仕事着、普段着など用途別
この中のどのパターンが自分たちの暮らしに合っているか考えてみましょう。

共有のメリット

  • 一か所にまとめられるため省スペース
  • 同じ理由から施工費も抑えられる
  • どちらかの荷物が少ない場合は、収納量を合わせることによって無駄なスペースがなくなる
  • 洗濯物を片付ける手間が減る

共有のデメリット

  • 身支度の時間が同じ場合は動線がぶつかる
  • 明確な仕切りがない場合、自分の場所が曖昧
  • 寝室の中にある場合、起床時間が違うと身支度をするのに気を遣う
  • それぞれがきれいに使おうと思わないとすぐに散らかる
共有か個別化または、用途別に分けるかによって、ウォークインクローゼットの形状や仕切り方をどうするかイメージできるようになりますね。

枕棚に入れるものを決める

目線の高さから下はイメージしやすいですが、それより上はすっかり忘れてしまっていることもあります。

枕棚に収納するものも具体的に決めておきましょう。

使用頻度の低いものを枕棚に置いてしまいましょう。

ウォークインクローゼットの中の枕棚

上の画像は我が家のウォークインクローゼットですが、枕棚に置いているものを挙げてみます。

ウォークインクローゼットの枕棚に置いているもの

  • 客用の布団
  • 客用の寝具
  • 季節外の布団
  • 季節外の洋服
  • エアーベッド
  • おさがりのために待機している子供服
  • 着物・浴衣
  • 主人の学生の頃の部活着
  • 昔の写真
どれも1年に何度かしか上げ下げしないようなものばかりです。

 

それ以外に収納したいものはある?ない?

我が家の例を出してみます。

3か所あるウォークインクローゼットの中に洋服以外で入っているものの一部を挙げてみます。

  • 扇風機
  • 暖房機器
  • アルバム
  • 毛玉取り
  • レイコップ(布団クリーナー)
  • カバン
  • スーツケース
  • 靴下
  • 水着
  • 帽子

我が家は夫婦で共有のクローゼットのため、靴下や帽子やカバンの数が多いです。

普段使いの帽子はシューズクローゼットに置いていますが、ウォークインクローゼットはちょっとよそ行きの帽子がメインです。

 

扇風機など割と大きいものはわかりやすいですが、服飾雑貨のようにこまごましたものは全体のボリュームがわかりづらいです。

間取りを決める前に一度すべての物を見直して、ザックリどのくらいの物があるか確認してみるといいです。

普段使いなれているケースなどがあれば、ケース何個分、というように考えるとイメージしやすいです。

 

ウォークインクローゼットの広さは『どうやって収納するか』によって変わる

ウォークインクローゼットの広さは『どうやって収納するか』によって変わる

今手元にある洋服や、どんな洋服を買うことが多いのかを具体的に考えましょう。

なぜかというと、洋服は素材によって収納方法に向き不向きがあるからです。

例えば、スーツを引き出しの中に入れて収納しますか?

答はもちろんNOのはず。

  • ハンガーで吊るしたほうがいい洋服はどのくらいある?
  • 畳んで収納してもいい洋服はどのくらいある?
  • どうやって収納すれば自分が楽になる?
  • 特に使用頻度が高い洋服はどのくらいある?
上に書いたようなことを具体的に考えてみましょう。

素材の違いによる収納方法の向き不向きを知ろう

洋服を収納するのに畳んだほうがいいのか、吊るしたほうがいいのかの判断は素材の違いによります。

畳んで保管するほうが適しているもの

素材に関係なく編まれているもの(引っ張ると伸びるもの)

  • ニット
  • トレーナー
  • Tシャツ
  • カットソー

吊るしたままにすると素材にストレスがかかるもの

  • コットンのシャツ
  • ガーゼのシャツ

Tシャツやトレーナーは吊るして収納している人も多いかもしれません。

短期間ではOKですが長期的に考えると、伸びる素材のものは畳んで収納するほうがいいでしょう。

コットンやガーゼのシャツはずっとハンガーで吊るしていると、肩にストレスがかかってしまい腕を通す部分が伸びてしまう事があります。

吊るして保管するほうが適しているもの

素材に関係なく織られているもの

  • Yシャツ
  • ブラウス
  • スーツ

シワになりやすいもの

  • シルク
  • レーヨン

シワがついたら取れないもの

  • レザー

家事を時短にするために吊るす収納メインに

忙しい主婦には吊るす収納が一番楽です。

ハンガーにかけて乾かして、そのままウォークインクローゼットへ。

最近このような間取りをよくインスタなどで見ます。

ファミリークローゼットにしたらさらに時短になりますね!

使用頻度が高いものは取り出しやすい収納方法に

例えば

  • 毎日帽子を必ず被る
  • 平日はYシャツを必ず着る
  • ワンピースが好き

など使用頻度が特に高いものは取り出しやすい場所に置くべきです。

ハンガーにかける、というのも一つの方法ですが高さにも注意が必要です。

目線の高さから腰の高さにかけてが一番楽に出し入れできる高さです。

ウォークインクローゼットの広さだけじゃなく具体的な完成図もイメージしてみよう

実際に収納しているところがイメージできていると、ウォークインクローゼットの完成形がより明確になります。

ウォークインクローゼットの完成形を私なりに分類してみました。

クリーニングショップ型

クリーニングショップ型

ハンガーパイプが長いウォークインクローゼット。

ハンガーで吊るせるもの以外は、その下に収納ケースやチェストを置いてもいいですね。

  • とにかくハンガーで吊るす洋服が多め
  • 畳むのが面倒
  • その日着る洋服は眺めて決めたい
  • 似たようなデザインの洋服が多いから吊るして確認したい
ハンガーで吊るすのをメインにしたい人におすすめです。

アパレルショップ型

ハンガーパイプで吊るすほか、棚が作り付けてあるタイプ。

アパレルショップのように棚板に洋服を畳んで収納しても使いやすいですね。

  • カバンや服飾小物が多め
  • それ以外にもこまごましたもの多め
  • ボリューミーな洋服多め
  • ジーパンなどボトムが多い
クローゼットに収納したいものがたくさんある人におすすめです。

キャリーのクローゼット型

キャリーのクローゼット型

ウォークインクローゼットの中にシステム収納がついているタイプ。

造作の物だけでなく、後から自分でDIYしてもよし。

引き出し付きなど細かく分類して収納できるので、見た目もスッキリします。

  • ベルトやカバンなど服飾小物が多い
  • アクセサリーも一緒に収納したい
  • 畳みたいものも吊るしたいものもある
  • ウォークインクローゼットの中もきれいなスペースにしたい
  • キャリーのクローゼットに憧れてる!
予算とスペースがある人におすすめです。

セパレート共有型

セパレート共有型

家族で共有する場合はこんな風に仕切ってあると使いやすそうです。

共働きの場合は忙しい朝に、動線がぶつからない工夫も大切ですね。

  • 夫婦でウォークインクローゼットを共有したい
  • 兄弟でウォークインクローゼットを共有したい
  • 仕事着と普段着とに収納する場所を分けたい
使い勝手を重視したい人におすすめです

引き出し重視

引き出し重視

枕棚の下に奥行きのある仕切りがついているパターン。我が家のウォークインクローゼットでも採用しました。

  • 収納ケースをたくさん使いたい
  • 布団を収納したい
  • 洋服以外の大きなものが多め
洋服ではないものを入れる納戸にもおすすめです。

 

超現実的なウォークインクローゼットの広さの決め方

ハンガーの幅からウォークインクローゼットの広さを決めよう

まずは奥行きから。

我が家で愛用しているハンガーで考えてみます。



 

ハンガーの大きさ(ブラウス用)

幅・・・・・40cm

高さ・・・・20cm

厚さ・・・・1cm

 

ハンガーの大きさ(ニット・コート用)

幅・・・・・42.5cm

高さ・・・・22.5cm

厚さ・・・・5.5cm

まずハンガーの幅から考えてみましょう。

主寝室のウォークインクローゼットで使っている上着用のハンガーは上の2種類です。

ハンガーの幅はハンガーパイプ部分の奥行きの参考になります。

例えば、このふたつのハンガーの内大きいほうは幅が42.5cmです。

そこにコートやスーツなど少しかさばるものを掛けるとしたら、奥行き60cmくらいと考えておけば出し入れしやすいでしょう。

ハンガーの本数からウォークインクローゼットの広さを決めよう

次にハンガーの厚さを考えてみます。

例えば、ブラウスが10枚あるとしたら厚さ1cmのブラウス用のハンガーが10本必要になるわけです。

ということは、どんなにぎゅうぎゅうに収納したとしてもハンガーだけで10cmのハンガーパイプが必要になります。

実際には、洋服の厚みも必要です。

また、少し余裕があったほうが使いやすいですから、1本の厚みに対して5割り増しくらいで考えてもいいかもしれません。

つまり厚さ1cmのハンガーを使って10枚のブラウスを掛けるには、最低でも15cmのハンガーパイプが必要になります。

このように、ハンガーの種類と本数を決めるとハンガーパイプに必要な長さを決めることができます。



スカートやパンツの場合は上下に2段、と分けてみてもいいですね。

ちなみにこのMAWAハンガー、もう十年以上愛用しています。

ツルツル素材の洋服をかけても全く滑らずストレスなく洋服の出し入れができて時短にもなります。

ハンガーはすべて同じ種類のものをそろえたほうが見た目もスッキリしますよ。


サイズも種類も豊富なので家族全員分の洋服の保管に使っています。

 

引き出しの数からウォークインクローゼットの広さを決めよう

畳んで収納するものがある人は、実際に新居で使う収納ケースやチェストを決めておくことをおすすめします。

我が家のウォークインクローゼットの一角は購入予定のチェストに合わせて仕切り壁を作ってもらいました。

また、実際に収納ケースやチェストに手持ちの洋服を入れるところをイメージしてみると、それらがいくつ必要か判断できます。

もしも今、収納ケースが自宅にあれば、引き出し一つに何枚くらい洋服が入るのか調べてみるといいですよ。

 

収納は家づくりの要!

その他の収納計画も是非チェックしてみてください。

 





 

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