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注文住宅の見積が予算オーバー!実際にコストカットした方法を紹介

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こんなに予算オーバーするなんて・・・!!

注文住宅あるあるだと思います。

契約前に大体の坪単価も頭に入れて、これくらいの予算ならこんな感じの家を建てられますよ~と営業さんに素敵なプランを渡されて、胸いっぱいだったのに、最終的な見積を見てびっくり!!

大丈夫。あなただけじゃないですよ。私も当初の見積もりから200万円ほど予算オーバーしちゃいました。

今回は、注文住宅で予算オーバーしてしまっても、ここだけはコストカットしないほうがいいよという場所と、私が実際にコストカットした方法をご紹介します。

また、番外編として予算がオーバーしているのに「ここだけは譲れない!!」と死守した部分と、予算オーバー解消法の最終手段についてもご紹介します。

 

注文住宅で予算オーバーしていてもコストカットすべきでない場所

住宅の安全性や快適性に関係する場所

言わずもがなです。

躯体・構造・屋根・基礎・地盤など、住宅自体の安全や快適さを担保する部分、つまり素人にはよくわからない場所に関してはコストカットするのはやめましょう。

我が家の場合は3階建てでリビングやダイニング、キッチンが最上階の3階なんです。
>>1階のリビングはやめました!明るくて開放的な3階へ配置

そこで設計段階で一番心配だったのが、夏の暑さについて。

その対処法として、馬力の大きいエアコンの採用と屋根材のグレードアップをしました。

エアコンは天井埋め込み型の業務用でも使える大型のものです。

日常のメンテナンスや壊れて買い替えするときの費用など不安要素はありましたが迷わず採用しました。

また、屋根材は遮熱効果の高いグレードの良いものを使ったので金額的にはかなりアップしました。

この二つを採用しなかった場合どれだけ暑かったのか比べようもありませんが、結果的には現在の住み心地に満足しています。

エアコンをフルに稼働するのは7月から9月頭ごろまでの長くて3か月間。

小さい馬力で広い空間を冷やすより、大きい馬力で広いリビングを冷やすほうが熱効率的にも経済的にも正解だったと実感しています。

安全性や、快適性に関する部分をコストカットして、不安や不満を抱えながら暮らすことになるのでは本末転倒です。

 

日常的によく触る場所

これは今の家に5年ほど住んで切実に感じることでもあります。

毎日触れるところ、例えばキッチンの収納の引き出しとか、水栓とか、玄関ドアとかスイッチとか。
>>玄関ドアは引き戸をおすすめします
>>我が家の地味なお気に入りポイント 神保スイッチ

日常的によく触れる場所は、少々お値段が高くても自分が気に入ったものを採用するべき。

使い勝手以外にもキッチン、玄関、リビング、風呂場など日常的に使う場所に関する『こだわり』もコストカットしないで正解だと実感しています。
>>本当におすすめ!浴室に設置したもの

毎日目にするところですし例えこだわりが自己満足だとしても、それを叶えた満足感ったら・・・日常的に目にするところだけに大きいです。

 

 

注文住宅の予算オーバー!!どこからコストカットしていく??

さあ、いよいよコストカット実践編をご紹介します!

設備のランクを下げる

まずはやっぱりこれがわかりやすいですよね。目で見てわかりやすく数字を下げるのには設備のランクを下げるのがいちばん簡単。

例えばオーダーキッチンをセミオーダーや既成のシステムキッチンにするとか、浴室をフルオーダーのデザインからユニットバスに変更するとか。

オプションで付けていたいたものを諦めるとか。

トイレが2か所あるようなら来客用は据え置きで家族用のトイレのみグレードを下げるのもいいかもしれません。

後述しますが、実物を自分で購入して施工してもらう施主支給という方法もあります。

アウトレット品などを購入すれば大幅なコストカットが可能になります。
>>建材アウトレットRico

 

我が家の場合は2階のシャワールームの仕様をだいぶ妥協しました。

本当はTOTOやINAXのユニットシャワールームを候補に入れていたんですがとにかく高い!高すぎる。涙

ということで、当時あまりメジャーではなかったサンワカンパニーのシャワーブースを採用しました。

これが大正解でした。金額的には当初予定していた金額の2分の1から3分の2くらい。使い心地も問題なし!!

ちなみにいうと、サンワカンパニーのショールームには何度も通いましたが本当にお勧めですよ。

キッチンや洗面台などの設備から、タイルなどの資材までかなりお値打ちでそろっているので有名メーカー品からランクを下げてコストカットしたい人は必見です。
>>サンワカンパニー公式HP

在来工法のお風呂(オーダーの浴室ですね)からコストカットするという場合は、浴槽と床だけをユニットバス仕様にしたハーフユニットバスという工法もおすすめ。

ユニットバスと在来工法のいいとこどりです。

基本的に、設備は後からでもリフォームして変更することができます。

キッチンやお風呂やトイレなど、例えば子育てが終わって、夫婦だけの暮らしになった時など、その時その時にあったものに変更することができます。

私の個人的な考えで言うと、このようにあとから変更することのできる場所はコストカット候補上位にランクインです。

 

これは入居してから思ったことですが、我が家の場合2階と3階の掃出し窓のシャッターを閉めたのは5年間入居して5回ほど。

大きな台風が来るときくらいです。

結果論ですが、シャッターは無くして、防犯窓にすればよかったかなと思っています。

 

仕上げ材のグレードを下げる

設備のグレードを下げるのと同じくわかりやすい予算オーバーの対処法です。

壁紙などよりも床材のほうが資材によって値段の差が大きく、また素人には計算しやすいかもしれません。

例えば、リビングだけは無垢材で、子供部屋や寝室は合板材でと貼り分けることができるのもいいところ。

 

合板材でも比較的高価格なものもありますが、最終的には無垢材のほうが見積額がグッと高くなる場合がほとんど。

フローリングは種類も多く、値段もピンきりなのであくまでも参考までに・・・。

300×600×2000mmのフローリング材で比較

フローリング材としてよく使われるパイン材(赤松)

無垢材・・・24,990円
集成材・・・12,790円

集成材は無垢材のほぼ半額ですね。

憧れのウォールナット(節白太あり)

無垢材・・・44,700円
集成材・・・39,190円

集成材は無垢材の約88%

参考サイト>>マルトクショップ

合板のフローリングは箱から出したら何も考えずに次々に貼っていけるのに対して、無垢材は一枚一枚、節や模様、色合いなどが変わってくるのでどうしても貼るスピードが遅くなります。

また、出来上がりが職人さんの技術にも左右される場所でもあります。

というわけで、合板材に比べ材料代のほかに工事費も高くなる場合が多いのです。

 

ちなみに、我が家の場合は気に入った合板フローリングがあったのですべてそれを採用しました。

無垢のような風合いや柔らかさはありませんが、手入れが楽なので今のところ満足しています。

設備と同様、床材は後々リフォームして変更することが割と簡単なので、我が家のように子供が小さいうちは合板のほうが扱いやすいかなと思っています。

仕上げ材はほかにもタイル、塗り壁、クロスなど様々。

私が注文住宅の建築計画をしていた頃はエコカラットをリビングの一部(テレビの裏やリビングの一角)に貼るのがブームでした。

私もどこかにエコカラットを貼りたいなと密かに憧れていたのですが、予算オーバーの為断念しました。

けれど、しつこいようですが、これも入居してからいくらでもリフォーム可能なので予算オーバー時の決断としては正解でした。(密かにDIYを計画中です)

 

建具をカットする

これも実際に私がした予算オーバーの対処法です。

我が家の場合は主寝室のウォークインクローゼットの扉をカットしました。

右側の扉が主寝室のドア。左奥側がウォークインクローゼット。

扉は無くして、ひも状の暖簾を2本突っ張り棒で付けています。

2階のドアは永大産業のプレーンフェイスというドアで統一しています。

もし同シリーズのクローゼットドアをつけたと考えたら5万円弱のコストカットになりました。

ウォークインクローゼット内の電気を消せば、ほぼクローゼットの中は見えません。

それから、シューズクロークの棚の一部も造作棚を諦め、入居後にIKEAでALGOTという壁付用の収納を取り付けました。

トイレットペーパーが置かれている棚は作り付けの造作棚、左側がIKEAのALGOT
>>収納量と導線にこだわったシューズクローク

このほかにも収納が得意な人や雑貨集めが好きな人はリビングやキッチンの収納をオープン棚にするなんてのもいいかも。

私はなんでもガチャガチャしまいこむ派なのでキッチンの収納にはすべて扉をつけましたけど・・・。

好きなものを自由にプラスするだけでなく、本来あるべきものを無くすというのも注文住宅ならではだと思います。

>>続・こうやって生活感を隠しました!キッチンの壁面収納編

建具だけでなく、間仕切壁をなくすというのもコストカットになります。

我が家の場合は子供部屋を3部屋と想定して3つのドアを付けましたが、間仕切壁を作らず大きな一部屋として使っています。

また、予算オーバーのためにしたわけではないけれど、2階のトイレと洗面所とシャワールームを一つにまとめたのは結果的に節約になったかも。

【トイレ】兼【洗面所】兼【シャワールーム】サニタリールームの失敗談
選択ミス!!汚れが目立ちすぎるクッションフロアと、新築同様?!思い切った掃除方法 

間仕切り壁をなくす場合は、将来的に壁が必要になる可能性はないかをよく考えることが大切です。

もし必要になりそうならばその場所の天井に補強を入れておくことをお勧めします。

図面上に補強を入れた場所を記入しておくと、将来リフォームするときに壁をつけやすくなりますよ。

 

施主支給する

これも注文住宅ならでは。

ただ、メーカーによっては施主支給する場合に手数料をとられる場合もあるので要確認です。

また、特に水回り品などの設備の場合、補償は購入先のメーカーがしてくれるのか、それとも施工するハウスメーカーがしてくれるのかも合わせて必ず確認してください。

私は上にも書いた通り、シャワールームをメーカーが提案したTOTOのものからコストカットしたわけですが、自分で代わりのシャワールームを相当探しました。

外国製のユニットシャワーを個人輸入して施主支給する、というのも考えたのですが補償の問題で断念。

結局サンワカンパニーで予算内のユニットシャワーを見つけるも、当時、設計さんもサンワカンパニーのことを知らず、取引企業として登録されていませんでした。

そこで、急遽サンワカンパニーのコンプライアンスチェック等をしてもらい、めでたく取引先に登録完了。

おかげでハウスメーカーが補償を持つというかたちでサンワカンパニーのシャワールームを採用することができました。

トイレットペーパーホルダーやタオルハンガーなどの細かいものについては、どんどん自分で好きなものを見つけて施主支給するべき。

私もとにかくたくさんカタログやサンプルを取り寄せました。

ペーパーホルダーやタオルフックなどのバス用品はここ
>>今ならMAX45%OFF Homezakka

タイルのサンプル請求はここ
>>タイル通販 タイルオンライン

エクステリアの施主支給はここ。とくに玄関は必見
>>プロ仕様の建築資材『JISHODO』

家の形を四角くする

我が家の場合はもともと『四角い家』がテーマの一つだったので、コストカットのためにそうしたわけではないのですが、立方体や直方体に近ければ近いほどコストカットになります。

同じ床面積でもデコボコが多い間取りだと外壁の面積もその分大きくなり、結果的に材料費や工事費アップにつながるわけです。

当たり前ですが、坪数(家の床面積)が少なくなればなるほど総額がお安くなります。

四角くなるように坪数を削れば大幅コストダウンが可能です。

 

我が家を計画中のときは中庭がブーム。

いろいろな業者さんに間取り図を書いてもらいましたがコノ字型の間取り図がすごく多かったです。

中庭を作るとその分外壁や窓が増えるので、四角い家よりコストアップするのはなんとなくイメージしやすいんじゃないかと思います。

道を歩いているときでも、無駄にデコボコが多い家を見ると、お金かかってるな~なんて思ってしまいます。

 

外壁以外でも、屋根の形の見直しもコストカットになります。

傾斜が極端にきつかったり、逆に傾斜が緩やかすぎたり、棟(屋根の面と面がぶつかるところ)が多かったりすると、材料費や工事費が上がります。

屋根の形にこだわりがないのであれば一度見直してみるといいかもしれません。

 

外構を別の業者に頼む

注文住宅の場合、メーカーによって外構工事は本体工事に含まれている場合とそうでない場合があります。

本体工事に含まれていない場合は下請け会社に丸投げで外注していることが多いようです。

もしもあなたが依頼している注文住宅メーカーが外構工事を外注工事でするつもりなら、地元の外構屋さんに直接頼んだほうが大幅にコストカットできます。

我が家の場合は、外構工事は本体工事に含まれておらず別料金とのことでした。

家自体のコストカット作業で疲弊しているところのとどめの外構工事見積書・・・。

目玉が飛び出るくらいにお高かったです。

建物が実際に建っていない状態で外構プランをイメージするってかなり難しいです。

なので、メーカーから出された外構プランをそのまま、たたき台として地元の外構屋さん数社に見積依頼をしたところ、メーカーが約200万円で出してきたデザインを80万円ほどでやってもらう事ができました

外壁に使っている装飾と同じものを使いたい!とか、メーカーに頼んだほうがメンテナンスが楽だからとか、特別な事情がないのだったら、外構工事は是非ほかの業者でも見積りをとってみてください。

ちなみに私の友人に、メーカーに外構プランだけ作ってもらい施工は丁重にお断りした後、そのプランを参考にしてすべてDIYで庭を作り上げたというツワノモがいます。

車を置くスペースのインターロッキングやコンクリ打ちっぱなし、玄関ポーチだけ業者さんにやってもらい、植栽やアプローチなどあとは自分で楽しみながらDIYもなかなか面白いかもしれませんね。

 

インテリアを本体価格に入れる

この方法はちょっとイレギュラーかもしれません。

私が注文住宅を建てたメーカーではインテリアコーディネーターさんが最後に照明やカーテンのほか、インテリアのプレゼンもやってくれました。

コーディネーターさんと一緒に家具のショールームやアクタスやコンランショップなどのインテリアショップへ行って相談しながら新居のインテリアのイメージを固めていきました。

気に入ったものがあれば、購入はメーカーを通して行い、本体価格に含めて清算するという方法でした。(メーカーを通して購入すると値引きがあったものもあります)

この場合、何がいいかというと、数十万円するソファーも住宅ローンの一部になるという事。これはかなりメリットが大きいです。

インテリアに関しては注文住宅を設計している段階である程度イメージしていました。

けれど、設計の途中段階からかなり予算オーバーしそうな予感を感じ取り。

自己資金を増やさなきゃいけないから新居の家具に出せるお金はちょっと抑えなきゃな・・・と思っていました。

なので、家具の購入費を住宅ローンに組み込むことができるのはかなり助かりました。

なにしろ35年ローンですから、奮発してお気に入りのソファーを買うことができました。

また、ダイニングキッチンはキッチンハウスというメーカーでセミオーダーしたのですが、ダイニングテーブルやテレビボードもキッチンと同じ素材でオーダーしたので、これらも本体価格に含まれました。
>>キッチンハウスHP

結局、ほとんどのインテリアを本体価格内におさめたので、現金を使って購入したのは電化製品と細かな雑貨くらい。

そうそう、本体価格に含まれているとはいえ、家具の購入分が予算オーバーになってしまったため子供部屋のカーテンは後から自分で購入しました。

子供部屋は大きな一部屋にしたので今後、子供部屋の使い方もコロコロと変化するだろうし、子供の好みも変わるだろうから。

これは正解だったと思っています。

ただし、カーテンレールはメーカーに取り付けてもらうことをお勧めします。

きちんと水平をとってカーテンレールを取り付けるのは結構大変ですよ。

新居の家具を買うためにとっておいたお金を、そのままそっくり頭金に上乗せして自己資金が増えたので、結果的に予算オーバーの解消になりました。

 

 

番外編①注文住宅が予算がオーバーしてもここだけは譲れなかった場所

いくら予算オーバーしてしまったとしても、これだけはコストカットしたくない!というわがままを押し通すのも、素敵な注文住宅を建てるうえで必要です。

私の場合はリビングの特注窓でした。

既成の窓に変更するだけで25万円ほどのコストカットになったのですが、ここは死守しました。

窓って平面図を見てるだけではなかなかイメージしづらい部分なので、主人や営業さんは諦めることをかなり推してきましたが、この窓は今となっては我が家のシンボル的存在になっています。

既製品の横滑り窓を2、3個横に並べて・・・という案があったのですがそれだとだいぶイメージが変わってきますよね。

窓に関しては結構こだわりを持っているので、コストカット対象にされそうだけど説得した、という場所がほかにもあります。
>>トイレの窓は開かなくてもいいんだ
>>遊び心のある窓
>>お気に入りの窓に電線が邪魔!!そんな時には。

 

番外編②注文住宅の予算オーバー解消のための最終手段!

予算オーバーをして、これだけコストカットしてもどうしてもならない!というとき、最終的には営業さんに頑張ってもらうのも手です。

よく聞くのが、完成した自宅をモデルルームとして来客を許可する代わりに値引きしてもらうという方法。

とても大きな交差点の一角に住んでいる私の友人は、注文住宅を建てるときにとても目立つ場所だからと、防音ネットにメーカーの社名をたくさん入れさせてくれたら広告料をお支払いしますと言われ、結果的に大幅値下げに成功した人がいます。

ただ、営業さんに値引きをお願いするにもそれまでの信頼関係が必要です。

営業さんも人間ですから、このお客さんのために少しでも安くしてあげたい!と思わせるようなコミュニケーションがなくてはなりません。

我が家の場合は、営業さんにももちろん相当頑張っていただいたのですが、自宅の建築過程が気になるあまりしょっちゅう現場に足を運んでいました。

行けるときにはなるべくお茶やお菓子を持参し、よろしくお願いしますと声をかけ、時間が合えば一緒に休憩するなど監督さんや職人さんたちとコミュニケーションをとっていました。(これも注文住宅あるあるのはず)

大工さんとはだいぶ仲良くさせてもらい、余った材料で踏み台など作ってもらいましたよ。

 

やみくもに「値段を下げてくれ」と伝えるのではなく、買い手自身も注文住宅の建築計画について勉強し、真剣に向き合っていく必要があると思います。

 

 

 

 







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