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家を建てる10の手順をマルっと解説【夢のマイホームを手に入れよう】

家を建てる11の手順をマルっと解説【夢のマイホームを手に入れよう】

家を建てたい!

だけど、夢のマイホームってどうやったら手に入るの?

そんな方のために、家を建てる手順を10のステップに分けてどこよりも簡単に解説します。

私自身は古家付き土地で手に入れた中古住宅をDIYして数年暮らしたのち、ハウスメーカーで建て直しをして現在に至ります。

また、住宅買取業者の営業をしていたので、プライベートの取引以外にもたくさんのお客様の契約に関わらせていただきました。

というわけで、不動産屋目線、買主目線、主婦目線で、家を建てるまでの全手順をマルっと解説します。

  • 家を建てたいけど何から手を付ければいいかわからない。
  • 家を建てる時の全体の流れを知りたい
こんな疑問を解決します。

 

 

家を建てる手順をまずはユルっと2つに分けてみた

家を建てる手順をまずはユルっと2つに分けてみた

家づくりで一番大切なことって何でしょう?

家族がリラックスできるような最新の設備を採用すること?

便利で快適な動線を確保すること?

それとも環境重視で土地の立地にこだわること?

せっかく注文住宅で家を建てるのなら、すべて大切なことだけど・・・。

それよりももっと大切なことがあります。

それは資金計画をしっかりと立てること。

せっかく手に入れた夢のマイホームのせいで、家族の生活が圧迫されてしまったら元も子もありません。

家を建てる手順の大事なステップ1は、資金計画を立てることです。

わかりやすいように、まずはステップ1の資金計画から家の完成までを大きく2つに分けてみました。

  • 資金計画から建築会社を決定するところまで
  • 建築会社を決定してから実際に工事をする期間

具体的にみてみましょう。

 

資金計画から建築会社を決定するところまでの手順

資金計画から建築会社を決定するところまでの手順

ここまでをさらに細かく6つのステップに分けました。

上の図では土地から探すパターンの手順になっています。

実際はステップ4の建築会社の仮契約の前に、ステップ5の土地契約を済ませる場合もあります。

その他いろいろな要因によって、手順は入れ替わることがあります。

細かな順番には違いはありますが、大まかな流れを理解しておきましょう。

どんな場合でも、ステップ1の資金計画は変わりませんよ。

 

建築会社を決定してから実際に工事をする期間の手順

建築会社を決定してから実際に工事をする期間の手順

こちらは建築会社の本契約のあとを4つのステップに分けました。

建築会社が決まってからは、このような手順で進んでいくケースがほとんどです。

ただ、建築会社によっては着手金、中間金などお金を払うタイミングが違うので本契約の前にしっかり確認しておきましょう。

家を建てる手順で大切なのは建築会社の本契約まで

上に書いた全10のステップの中で、自分で判断や決定しなくてはいけないことはどれに当たるでしょうか?

もちろん、仲介業者や銀行の担当者、ファイナンシャルプランナーなどプロの助言を借りることはあるでしょう。

だとしても、ステップ6の建築会社との本契約までは、どれも『自分の判断』で決断しなくてはいけません。

逆に図を見てもわかるように、建築会社さえ決まってしまえば、打ち合わせを重ね流れに身を任せて家の完成を待つことになります。

というわけで、

  • 資金計画を立てる
  • 土地を探す
  • 建築会社を探す
この3つがうまくいくかが、大事なポイントになる事を頭に入れておきましょう。

 

家を建てる11の手順をマルっと解説します

家を建てる11の手順をマルっと解説します

それでは実際に家を建てる手順をマルっと詳しく解説していきましょう!

ステップごとに詳しく解説していきます。

 

ステップ1 資金計画

まずは基本的なことを整理しましょう。

資金計画で大切なことは、家に掛けられる予算を決めることです。

土地がない場合は、もちろん予算に土地の価格も含みますよ。

家の予算3本柱

 

予算のもとになるお金は次の3つです。

  • 自己資金(貯金など)
  • 親からの援助(あれば)
  • 住宅ローン
ここで大事なポイントがあります。

住宅ローンの鉄則

車やカードローンなど、現在借り入れしているものはすべて返済すること

つまり自己資金は、現在手元にあるお金から借金を返済した金額になります。

となると、あとはよくわからないのが住宅ローン。

いくら借りられるのか、ではなく月々いくら払えるのか?という考え方で金額を決めましょう。

住宅ローンに関する記事はこちらの記事に詳しく解説しています。

目次を載せておくので、住宅ローンに不安がある方、予算の決め方がわからないという方は是非ご覧ください。

具体的な住宅ローンの借入金額を決めるには、銀行に大まかな融資可能額を出してもらう(事前審査)必要があります。

とりあえずの手順としては

  1. 自己資金や親の援助金の合計金額を出す
  2. ローンシミュレーションを利用して収入から融資可能額を出す
  3. 融資可能額を頭に入れたうえで、月々の返済額から借入金額を決める

月々の返済額から借入金額を決めるのはフラット35のシミュレーションがわかりやすくておすすめです。

ローン商品の選び方や今後の家計の不安などがある人は、加入している生命保険の担当さんなどFP資格を保有している方に相談してみてくださいね。

もしも知り合いにFPがいないようでしたら無料でFPに相談できるサイトがあるので是非使ってみましょう。

保険チャンネルというサイトでは住宅ローンに特化した質問を無料でFPに相談することができます。

100万人以上が会員登録している人気のサイトなので安心して使えますよ。

住宅ローンの無料FP相談を見てみる  

ステップ2 土地探し

ステップ2 土地探し

さて、だいたいの予算が決まったら土地を探しましょう。

土地を探すには次の2つの方法があります。

  • 不動産屋(仲介業者)に探してもらう
  • 建築会社に探してもらう

基本的には、どちらで探しても情報源はレインズという不動産情報システムなので、同じ物件を紹介されます。

それぞれにメリットがあるので簡単に解説してみます。

不動産屋に紹介してもらうメリット

  • まれに不動産屋独自に握っている未公開物件がある
  • 価格交渉に慣れている
  • 売買取引自体に慣れているため、やりとりがスムーズ

不動産屋さんは本職なので言わずもがなかと思います。

未公開物件というのは例えば競売になりそうな物件や、売主の事情があって公開を望んでない場合の物件です。

私自身もプライベートで2度、競売になりかけの物件を購入しましたが、このような取引の場合は本職の不動産屋のほうが安心です。

それについては下記の記事にて詳しく書いているので興味があったら是非読んでみてください。

建築会社に紹介してもらうメリット

  • 家のプランニングに合わせた土地を探すことができる
  • 時間の短縮になる

実は家を建てるには様々な法規制が関係してきます。

簡単に言うと、この土地では〇〇な家は建てられるけれど△△な家は建てられませんよ、と法律で細かく決められているのです。

なので、家のプランニングと同時進行で土地を探すことができれば、土地に合わせたプランができたり、プランに合わせた土地探しができるわけです。

また、土地探しとプランニングを同時に進めることによって着工までの期間も短くなります。

土地の売買の流れに関してはこちらの記事をご覧ください。

また、少しでも安く土地を買いたいのならば、みんなが選ばないようなところに魅力を見つけることが大切です。

それについては以下の記事に詳しく書いています。

 

ステップ3 建築会社探し

ステップ3 建築会社探し

家を建てる手順の中でもっとも難しいのが建築会社を探すことかなと思っています。

方法としては以下の通りです。

  • 住宅展示場やモデルハウス見学
  • 建築条件付き
  • 住宅雑誌の資料請求
  • ネットの一括資料請求
  • 紹介

まず建築条件付き、というのは土地を買う条件にここのハウスメーカーで建ててくださいよ、と決められているケースです。

お金を払えば条件を外して好きなところで建てることができます。

家を建てようかという世帯は絶賛子育て中、というファミリーが多いかと思います。

私たちもそうでした。

注文住宅のオーナーに『ハウスメーカーを決めるときに何社と具体的に打ち合わせをし、何が決め手になりましたか?』とリサーチしました。

この記事がかなり参考になると思うので是非読んでみてください。

この記事の結論から言うと、子連れでの建築会社探しはしんどい!!ということ。

というわけで、私は次の方法がベストだと思っています。

  1. 住宅雑誌を購入して理想の家のイメージと、大まかなハウスメーカーの特徴を掴む
  2. ネットの一括資料請求を利用する
  3. その中で気に入った会社のモデルルーム見学

私がよく買った住宅雑誌はこちら。


I'm homeは値段が1冊2,000円弱と少しお高めなのですが、とにかくおしゃれで参考になる写真が多いです。

こんな風にしたいな、と理想のイメージが具体的にわきやすいので見て損はないはず。

私はI'm homeで気に入ったテイストの写真を切り抜いてスクラップしてました。


いろんな建築会社の特徴をサクッと調べたいならリクルートのHOUSING が情報量多めです。

コンビニなどに置いてある地域限定のフリーペーパーなどもよく読みました。

とりあえずカタログだけザっと集めて目を通してみたいという人はスーモのカタログ請求が人気です。

もう少し踏み込んだ資料やオリジナルな間取りも作成してもらいたいという人はタウンライフが一番メジャーだし、内容的にもおススメ。

下の記事に詳しく書いているのですぐにチェックするべしです。

 

ステップ4 建築会社仮契約

建築会社が決まったらいよいよ仮契約です。

ここで申込金を支払うケースが多いです。

我が家はこの時点で100万円支払いました。

仮契約とは法律で定められている建設工事請負契約ではなく、建築会社独自の申し込みの手続きのようなもの。

とはいえ、建築会社独自の契約書に押印捺印して本物の契約さながらの流れになる事が多いので、内容はよく確認しましょう。

キャンセルした場合、申込金が戻ってこないという場合もあるので、しっかり考えてから仮契約しましょう。

※本契約キャンセルの場合は申込み金放棄以外の違約金が発生する恐れがありますので、必ず本契約か仮契約かを確認しましょう。

 

ステップ5 土地売買契約

ステップ5 土地売買契約

この時点では土地の売買契約も済ませておきましょう。

土地代をつなぎ融資で支払う予定の方は、工事の進捗が遅れないように注意しましょう。

つなぎ融資とは

住宅ローンとは、家が完成した後に実行される(実際に融資してもらえる)ことが基本です。

けれど、土地の購入費や建築中に支払わなければいけない費用などを現金で工面することができない場合がありますよね。

そうした場合に住宅が完成するまでのつなぎとして借りるローンのことをつなぎ融資と言います。

通常は住宅ローン実行の際につなぎ融資の残金や手数料などをまとめて返済します。

つなぎ融資の利息だけ月々払う、という場合は賃貸の家賃とダブルの支払いになるので要注意です。

土地がめでたく自分のものになったら早速、土地の調査が始まります。

具体的には、土地に建物を建てた時に耐えられるほどの強度があるかどうかどうか調べる調査です。

もしも地盤が軟弱で建物を建てた時に沈んでしまう様ならば、土地の強度を上げるための工事をしなくてはいけません。

我が家のように3階建ての場合や、重量鉄骨など重い建物を建てる場合はより強固な地盤が必要になります。

当然そのための費用がプラスαでかかることになります。

 

ステップ6 建築会社本契約

打合せも佳境に入り最終的な間取りや仕様の調整段階に入ります。

本契約後の仕様変更ができない建築会社もあります。

自分のイメージしている家と実際に渡された図面とに相違がないか、よく確認しましょう。

また、このあたりでだいぶ予算よりも金額アップしていたりして真っ青になる方も多いかと思います。

我が家ももれなくそうでした。

我が家が実際にやったコストカットについてはこちらからどうぞ。

最終打合せと確認が終わり、見積金額に納得したらいよいよ本契約です。

先程も少し触れましたが、本契約とは民法、建築業法で定められた建設工事請負契約のことです。

要は、家を責任もって建てますからその代わりに報酬としてお金を払ってくださいね、という契約です。

国土交通省の請負契約とその規律というものに請負契約とは何ぞやということが詳しく書かれています。

前提として、本契約後はただで後戻り(キャンセルなど)はできませんので、よく確認してから契約しましょう。

 

ステップ7 建築確認申請

ステップ7 建築確認申請

家を建てえる工事をするためには、建築確認申請というものをして許可をもらわなければいけません。

具体的には、建築予定の建物や土地が建築基準法を守っているかを役所に申請して検査してもらい、さらにはOKをもらわなければいけません。

検査は着工前と工事中、完成後の3回行われます。

着工前に『建築確認済み証』というものをもらわなければ、着工することができません。

ついでに言うと、建築確認済み証がない建物は違法に建てた建物ということになるので住宅ローンも借りられません。

ただ、これらの書類上のやりとりなどは建築会社がすべてやってくれるので、施主は報告を受けるだけでOKです。

 

ステップ8 工事着工

建築確認済み証が交付されたらいよいよ工事が始まります。

工事の着工に伴い、地域によっていろいろな祭事があるようです。

もっとも一般的なものは地鎮祭や上棟式でしょうか。

地鎮祭

地鎮祭(じちんさい)とは

家を建てる前にその土地の氏神様に家を建てる許しをもらって、工事中の安全やそこに住む人たちの繁栄を祈る祭事のこと。

上棟式とは

柱や棟、梁など建物の骨格が完成した時に、これまで無事に工事が進んだことを祝い、安全に建物が完成するよう祈願する儀式のこと。

内容や儀式にかかる費用など地方によって異なります。

また、最近はやらないという選択肢をとる人もいるようです。

我が家はツーバイシックスで建てたので上棟式はやりませんでした。

地鎮祭をやってみた感想として、人生にそう何度もあることでもないのでやってみてよかったと感じています。

ステップ9 建物完成

先ほど書いた建築確認申請の最後の検査、完了検査を受けます。

大きな災害などがない限り、工事が完了した4日以内に完了検査の申請を出さなければいけません。

申請を受けた7日以内に完了検査を実施して、検査済み証を交付してもらえばすべての手続きが終了です。

建築基準法上の完了検査以外にも、建築会社による完了検査や住宅性能表示制度に使われる竣工現場検査もあります。

引渡し前に施工ミスや設計ミスを指摘する最後のチャンスなのでしっかりとチェックしましょう。

 

ステップ10 引き渡し

夢のマイホームのカギがあなたに渡されることになります

建物が完成したら最後の大仕事が待っています。

住宅ローンの実行、つまり建築請負代金の支払いです。

建築会社や金融機関の担当者から、当日必要なものを教わるので期日までに準備しましょう。

また、登記に必要なものも担当司法書士から連絡があるはずです。

そちらも抜けがないようしっかり準備しましょう。

基本的には言われたものを用意して、言われた場所へ行き、言われたことをやっておけばOKです。

お金のやりとりも実際に現金が出てくるわけでなく、書類上のやりとりだけですし、登記も司法書士の先生にお任せすれば大丈夫。

契約と同様、何枚もの書類に目を通し、住所氏名を記入し、ひたすら押印作業です。

住宅ローンを実行し、建築会社の口座に入金が確認されたらそこにいる関係者皆に

「おめでとうございます。」

と言われ、めでたく夢のマイホームのカギがあなたに渡されることになります。

 

家を建てる手順のまとめ【施主が今すぐやるべきこと】

家を建てる手順のまとめ【施主が今すぐやるべきこと】

ここまでご覧くださりありがとうございます。

マルっと家を建てる手順を解説しましたがいかがでしたでしょうか?

我が家の場合は、建て直しだったので土地を買うというステップはありませんでした。

けれど初めてとあるハウスメーカーに声をかけてから完成するまで2年ほどかかりました。

打合せの回数は20回ほどだったと記憶しています。

最初のほうにも書きましたが、長い家づくりの中で一番自分が力を注いだ部分が建築会社との契約まででした。

長い家づくりの中で一番自分が力を注いだ部分

工事が始まってしまったら、もう建築会社や営業さん、工事を施工してくれる職人さん方を信頼してお任せするしかありません。

お茶やお菓子などを持って現場にちょくちょく顔を出しました!

だからこそ、建築会社を選ぶまでがとても大切で難しいと感じています。

建築会社の探し方(参考)

  1. 住宅雑誌を購入して理想の家のイメージと、大まかなハウスメーカーの特徴を掴む
  2. ネットの一括資料請求を利用する
  3. その中で気に入った会社のモデルルーム見学

皆様が最高の建築会社と出会えて夢のマイホームを一日も早く手にすることができますように!





 

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